管理栄養士受験の『足切り』って何ですか?合格率とどう違う?
Fラン勧誘の謳い文句のひとつが、高い国家試験合格率です。
- 管理栄養士合格率3年連続95%以上
- 薬剤師合格率80%以上
よく考えてみて下さい、おかしいと思いませんか。
滑り止め、奨学金、学費などの事情で大学を選べず真面目に勉強している学生と、大卒の肩書さえ貰えればそれでいい学生がひとつの大学の中にいるのがFランです。
薬剤師国家試験合格率のからくりのひとつが留年にあることは以前お知らせしましたが、管理栄養士国家試験の場合は国家試験直前の足切りにあります。
大学側の見栄ともとれるこの行為、学生の足元をみてないでしょうか。
国家試験の『足切り』って何?
足切りとは『国家試験合格率が低そうな学生には国試を受けさせない』ことです。
目安となるのが模試で、模試の結果が悪ければ『合格しない』と判断され足切りの対象になります。
模試だけで足切りをするのかと思いますよね。
普段講義な寝ていてバイト三昧でも模試だけ成績がいいという学生はたまに居ます。
そうかと思えば、一生懸命努力しても模試で成果をあげられない学生もいるのです。
無論足切りをほぼやらない大学もありますが、酷い大学があるのも事実なのです。
足切りをする大学の言い分としては以下の通りです。
- 頑張らない学生に頑張ってもらう
- 国試の合格率をアップしてイメージを良くする
- 受験者の確保に役立てる
- 本気で頑張った学生に大学をアピールして貰う
では足切りをする大学、見抜くポイントはないのでしょうか。
足切りが酷い大学を見抜くポイント
足切りが酷い大学を見抜くのにはいくつかポイントがあります。
受検したい大学の、管理栄養学部のデータを見ることです。
- 4年前の合格者数を見る
- 現在の4年の在校生の数を見る
- 在校生(4年)がどれぐらい国試を受けてるかさらに見る
国家試験合格率98%、100%とうたう大学でも、4年前の合格者と、4年後の実際の国家試験受験者数に大きな隔たりがあれば、それは正確な合格率とはいえません。
本当に合格率100%のFラン大学ってあるの?
Fラン大学と言われる中でも、管理栄養士合格率が高い所はあります。
柴田学園大学がそうです。少数精鋭ながら高い合格率となっています。
畿央大学、徳島大学、酪農学園大学などは合格率が高いですね。
反対に模試の結果でクラス分けが行われ国家試験の受験資格は直前に知らされるという大学もあります。管理栄養士としての就職先の情報公開共々是非改善して貰いたいです。病院勤務になると結構大変です。
管理栄養士を目指す方は、オープンキャンパス時に、この2点の情報を収集してから受験をするようにしましょう。
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