【総合選抜倍率16倍・女子大初工学部】奈良女子大の入試が超厳しすぎる…


奈良女子大は、数ある女子大でも全国トップレベルです。
偏差値は日東駒専より上で、成成明学獨國武の上位にあたります。
併願校として関関同立が挙げられるのをみれば判りますね。

大学さえ選ばなければ大学全入時代と言われる大学不況で
最高倍率15倍近くを誇る奈良女子大。何がどう違うのでしょうか。

最高倍率16倍・戦後からリケジョ養成につとめた女子大

奈良女子大学は、1908年(明治41年)奈良女子高等師範学校として発足。
1949年(昭和24年)法改正により奈良女子大学となり、令和現在は付属幼稚園、小学校、中学を抱える学校法人となりました。

戦後の女子大に服飾学科や文学部が多い中、早くから理工学部を設立し、
リケジョ養成に取り組んでいたのが特徴です。

最難関と言われる生活環境学科では、総合選抜の倍率が最高16倍になるコースもあります。

奈良女子大学の学部構成

奈良女子大学は近鉄奈良駅から徒歩五分。


駅からも近く、学部構成は以下の通りになります。

文学部

  • 人文社会学科(歴史学、地理学、社会学コース)
  • 言語文化学科(日本アジア言語文化学、ヨーロッパアメリカ、言語文化学コース)
  • 人間科学科(教育学・人間学、心理学、こども教育専修プログラムコース)

理学部

  • 数物科学科(数学、物理学、数物連携コース)
  • 化学生物環境学科(化学、生物科学、環境科学コース)

生活環境学部

  • 食物栄養学科
  • 心身健康学科(生活環境学、スポーツ健康科学、臨床心理学コース)
  • 住環境学科
  • 文化情報学科

工学部

  • 人間情報分野(生体医工学・情報)
  • 環境デザイン分野

奈良女子大学の入試概要

奈良女子大学は、成成明学獨國武の上位で準難関レベルの女子大です。
GMARCHを受験する心構えで丁度いいと言われています。


©instagram.com/narajyo/
奈良女子大学の特徴は以下の通りです。

  • 総合選抜(Q選抜)、学校推薦型選抜、一般選抜(前期後期)
  • 総合選抜以外は共通テストを受験すること
  • 学校推薦の受験者数に制限がない、調査書より学力、面接重視
  • 総合選抜は狭き門

『楽してどこでもいいから大学に行きたい』と思ってるなら
奈良女子大学には絶対に入れません。
Web出願書類選考で落とされてしまいますので諦めましょう。

新型コロナでガクチカがなくなったとしても
ガクチカに代わる論文を完璧に書ける人が合格する大学です。

ちなみに共通テストの受験がない総合型選抜の倍率は、一番厳しいと言われる生活環境学科で16倍です。
専攻によっては、どんなに受験者が殺到しても合格者ゼロの所があります。

工学部は、どんな感じ?

’22年に奈良女子大学に新設された工学部の定員は45名。
生活環境学科に次ぐ倍率になりました。

初年度は3割が総合型選抜、1割が学校推薦で入学、他6割が一般選抜入学となりました。
一般選抜の倍率は前期17名に対し受験者数は107名、後期10名に対し121名と殺到。

国公立の工学部は女子大初ということもあり注目されています。

女子大初の工学部を設置した理由として、現在の工学部の在り方は男性中心であること。
ひいては『ものの売り方、ありかた、捉え方』が男女平等とはほど遠くなってしまうことが
あげられます。

しかしその一方で、工学部導入を決めた前学長にはワンマンであるという意見もメディアでは報道されています。


女子大が生き残りもしくは差別化をはかるには共学化か学部新設が良いと言われていますが、
既に生活環境学科という人気学部がある奈良女子大学。今回の学部新設はどうなるのか、見守っていこうと思います。

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