ビリギャルって実話ですか?実現可能ですか?読む価値ありますか?
ビリギャルとは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」という小説及びその主人公のことです。
そのエピソードを元に作られた女優の有村架純が主演で映画化もされた有名作品です。
■ビリギャル 小説:
■ビリギャル 映画:
そんなビリギャルは、実話なのでしょうか?
また、それを参考にして同様の方法を取れば、私たちも成績を上げることは可能なのでしょうか?
回答します。
ビリギャルは実話です(という風に作者は主張しています)。
また、同様に成績をあげることは可能です。
以下説明していきます。
●ビリギャルは実話:
まず、ビリギャルは実話です(作者がそのように主張しています)。
ビリギャルのモデルとなったのは、小林さやかさんという方です。
ビリギャルのヒット後、テレビなどにも多く出演しています。
学校でも落ちこぼれだった彼女が信頼できる塾講師と出会い、二人三脚で頑張った結果、慶應義塾大学に合格することが出来たということです。
●イメージと違う点も多い:
ビリギャルは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」というキャッチコピーでヒットを呼んだ作品です。
ともすれば「Fランレベルのガチのバカでも努力すれば叶う!」というお話のイメージを持ってしまいがちですが、そのようなイメージとは実際は少し異なります。
実は、作品のモデルの小林さやかさんは、中学受験をして愛知の中高一貫お嬢様校、愛知淑徳高校に通っていたようです。
この学校は東大、京大への進学者を毎年出すような進学校です。
そのため、いくら学年でビリだったといっても、その学校に中学受験をして合格するだけの頭脳を持ち合わせていた小林さやかさんは、少なくとも勉強をする素質はあったと思われます。
さらに、小林さやかさんは帰国子女です。
そのため、元々英語は得意であった可能性が大きいです。。
このようなことから、一般的な普通の「馬鹿高校生」が慶応に合格するのとは少し違う部分もあるようですね。
●合格科目は英語と小論文:
また、合格学部もイメージと異なります。
小林さんが合格した学部は総合政策学部(通称SFC)です。
慶應義塾大学の学生からは別大学扱いされている学部です。
実際、SFCは三田キャンパスや日吉キャンパスではなく、湘南藤沢キャンパスにあるため、典型的な慶応ではありません。
早稲田大学のスポーツ科学部(埼玉所沢にある比較的偏差値の低い学部)、大阪大学の外国語学部(大阪外国語大学が吸収されて出来た学部)と同じようなイメージです。
また、小林さんの受験科目は、英語と小論文のみでした。
これは普通の受験科目ではないですよね。
実際、慶應義塾大学の他の学部も受験していましたが、それらは全て落ちてしまったようです。
なお、小論文では塾の先生と話したばかりの時事ネタが役に立ち、予想に反してSFCには合格することが出来たとのことです。
「ガチFランレベルのアホが一般的な入試で慶應義塾大学に合格した」のではなく、「進学校で落ちこぼれだった地頭の良い帰国子女が英語と小論で慶応SFCに合格した」というのが正しい認識です。
●低偏差値から上位大学への合格は実現可能:
ビリギャルはフィクションではなく、実際に存在する人間の物語。
しかし、その境遇や素質は一般的な「落ちこぼれ不良女子高生」とは少し異なり、この話だけを参考にすれば、実現可能だが中々難しいだろうと思われます。
ビリギャルの場合、本人に勉強の資質があったこと、帰国子女で英語が得意だったこと、また本番にラッキーが起こったことが合格の大きな要因でした。
しかしながら、本記事で低偏差値から努力で成績をあげるのが可能と主張しているのは、実は当サイト管理人が1年半で偏差値42から偏差値74まで上げて大学合格を果たしているからです。
つまり、ビリギャルの真偽や実行可能性はおいておいても、Fランレベルから成績をあげるのは、やり方次第で可能だということです。
こちらの記事も参考にしてください。
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