本当にFラン大学に入った優秀な学生は『結果的に良いこと尽くめだった』のか?
なんとかFラン大に入学できた人からすると「嫌味」に感じるかもしれませんが、偏差値の高い大学に入学できたのに、あえてFラン大を選んだ人もいるそうです。
こんな記事がありました。
自称優秀なFラン大生は、もう少し受験勉強にしっかり取り組んでいればMARCHや日東駒専や関関同立に入れるはずです。
ではなぜわざわざFラン大を選んだのでしょうか。
あえて、ランク下の大学に入った理由は「家が近い」「家業を継ぐからブランド大学に入る必要がない」「受験勉強が面倒だった」などさまざまのようです(個人的には95%以上は言い訳だと思いますが・・・)。
しかし本当に優秀なのにFランク大学大生は「結果的に良いこと尽くめ」だったのでしょうか。検証してみました。
●同級生に恵まれたから良かった・・・?:
優秀なのにFランク大学に進学した学生の中には、高校時代イケてるグループだった人がいます。
遊びまくっていたけど勉強が出来る自分が格好良かったわけです。
そうなると、リアルFラン大生たち、つまり相応の学力でFラン大に入った同級生たちのほうが、エリート意識ぷんぷんの高偏差値大生たちより気が合います。
なぜならリアルFラン大生も高校時代に相当遊んでいたからです。
また、いわゆる「いい奴」はFラン大に多い傾向があります。ノリが良くて、優しくて、ケチでない「仲間」であると実感できます。
また「鶏口(けいこう)となるも牛後(ぎゅうご)となるなかれ」ということわざがありますが、早慶で落ちぶれるよりは、Fラン大で賢いグループに入っていたほうが居心地がいいのしれません。
つまり高学力Fラン大生にとって、Fラン大のほうが「水が合う」わけです。
大学は一生の友達をつくる場でもあるので、結果的にFラン大で幸せ。そういうこともあるのかもしれません。
●「やっぱり勉強は楽」だから良かった:
Fラン大の授業は、やはり楽です。なぜなら教授陣が学生の学力に合わせた授業内容にするからです。
特に英語の授業は、偏差値の高い高校の英語の授業よりはるかに易しい内容です。
Fラン大には、外国人講師が学生にアルファベットを教えて単位を与える、といった授業もあります。
ゼミも楽勝です。教授はゼミ生を息子、娘のように扱い、難しい話はしません。
卒論もとりあえず字数さえクリアしていればよく、内容はほとんど不問です。
元々地頭が良かったFラン大生なら、特に簡単に感じるでしょう。
その結果、浮いた時間で、大学の勉強以外のことをたくさん学ぶことができます。人生を謳歌する4年間を送れるわけです。
残念なことにほとんどのFラン大生はこの出来た余剰時間を有効に活用出来ていない現実があるのですが、もしかすると一部の例外もいる可能性があります。
●「志が低い友人ばかり」だから後悔している:
自分の地頭の良さが、逆に居心地の悪さを産むこともあります。
だから高学力Fラン大生がたまに専門書や新書を読んだり、教授と高度な議論をしたりすると、知的欲求が満たされて快感を得ます。
しかしその直後につるむ同級生たちとは、少子高齢化問題についても米中貿易戦争についても企業のコンプライアンスについても日経平均についてもについて量的緩和についても議論できません。
とうよりリアルFラン大生のなかには、そういった問題が存在することすら知らない人もいます。
さらに、リアルFラン大生は将来に大きな希望を持っていない人が多いのです。
友達の向上心のなさや志の低さを知ったとき、地頭の良いFラン大生は「MARCHに行っておけばよかった」と思うのかもしれません。
●「いまさら大学のブランドの威力を知った」だから後悔している
地頭の良いFラン大生が、Fラン大に入ったことを最も強く後悔するのは、日本社会での「大学名のブランド力」の威力を思い知ったときでしょう。
つまり就職活動の時です。
しかし、そのような後悔をすることは、Fラン大を受験するときに散々周囲から言われていたはずです。
大学3年になって就活を始めると「あなたは頭がいいんだから、もう少し真剣に受験勉強に取り組み、少しでも偏差値が高い大学に入りなさい」と親からも高校の担任からも言われたことを思い出すのです。
なぜなら、エントリーシートを送っても送っても、採用面接どころかリクルーター面談にも呼ばれないからです。当然です、高学力Fラン大生が行きたい企業には、OBもOGもいないのですから。
そして就活が佳境に入ると、マーチや日東駒専レベルに入った高校時代の友人が名の知れた企業から内定をもらったと聞き、メンタル崩壊を起こすのです。
「自分も同じ大学に入っていたら、いい企業に就職できたのに」と。
参考:なんでFラン卒は学歴フィルターで足切りされるのですか?納得がいきません。
参考:Fランの学生が学歴フィルターで切られる理由
●まとめ〜「自分が選んだ道」と納得できるかどうかで幸・不幸が決まる:
地頭の良い、優秀(らしい)Fラン大生は、「学力や偏差値を無駄にした」とも言えますし、実際に「余裕を持ったキャンパスライフを送ることができている」人もいるかもしれません。
その意味で、彼らの幸・不幸を分けるのは、自分の選んだ道を納得できるかどうかなのかもしれません。
「自分の考えは甘かった」と思った途端に、後悔がスタートします。
しかし「エリートたちは一生大変そう。そこそこが一番」と思い続け、高学歴エリートとは一生関わらずに生きていけば、優秀なFラン大生であることに満足できるでしょう。
もしそれが嫌であれば、今からでも遅くありません。
人生逆転のために一念発起してください。
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