【就職面接】残業・休日出勤・転勤・転籍ありますけど大丈夫ですか?と聞かれた場合どうすればいいですか?

就職面接の数ある質問で就活生が頭を悩ませる解答が『就職後を想定した回答』です。

具体的には、応募した企業の面接で残業、転勤、転籍がありますが大丈夫ですかという、ネガティブな質問が面接官から来ることになります。

『できません』『応じられません』と答えれば、不採用になるのは目に見えていますし、反対に何が何でも御社の為に尽くしますという、バブル期の企業戦士の様なことを言うと、人としての信念に欠けると思われます。


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では、面接時に面接官から就職後を想定したネガティブな質問がきた場合は、どの様に対処すればいいのでしょうか。

面接時に想定されるネガティブな質問

面接時に想定されるネガティブな質問は、以下の通りです。

  • 残業が多いのですが大丈夫でしょうか
  • 休日祝日出勤あります
  • 最低でも週2回出社していただけますでしょうか
  • 子会社、関連会社への出向は可能ですね

この他にも、部署ごとに作ったグループLINEへの強制加入、中小企業であれば親睦会への参加などを面接時言われることもあります。

フルリモート希望でエントリーしたにも関わらず『週数回、他の部署との打ち合わせの為に本社に顔を出して欲しい』ということもあります。

この様な場合、具体的な回答の良しあしはあるのでしょうか。

なんでも引き受けますはNG

面接時の解答でNGなのは『いつでもどこでも引き受けます』という回答と、自分の都合を押し通すことです。

例えば『残業がありますが、大丈夫ですか』と聞かれて『大丈夫です。どんなシフトを組んでいただいても対応できます』と答える就活生は主体性がないとみなされてしまいます。

会社で副業を許可されていたとしても『火、水、土以外なら残業できると思います。この曜日は残業は入れません。』と自分の都合ばかり押し付けると、協調性がなく業務に支障がでるとみなされ不採用になります。

私自身は、日曜祝日出勤、出向転籍を引き受けたことで、他の事は難を逃れました。

引き受けられないのであれば、何故引き受けられないのか、身内の介護があるなど、部外者がきいても納得いく答えを自分なりに導き出さないといけません。

面接官が就活生に求めている解答

面接官がこれらネガティブな質問に対する答えの後ろに求めている真意は以下の通りです。

  • 企業のマイナス面についてどう対処するか具体案を聞きたい
  • 御社の仰せのままにや、自分勝手な人材は要らない
  • 思いつきで『できます』な人材はNG・具体案が欲しい

就活生にとって、かなり手厳しいことになりそうです。

逆もまた真なりで、企業が求めているのは、残業が多い、出向など異動の多さに耐えられる人材を求めていることになります。これらに対する明確なヴィジョン、経験を入社前から描ける人を求めていることになります。

これだけ企業合併統合が進むのですから、新卒で入社した会社が5年以内に経営統合することもあるかもしれません。その際には出向も視野にいれないといけません。

出向転籍がありますが大丈夫ですかと聞かれた際の具体的回答は以下の通りです。

はい、大丈夫です。
新卒につき出向の経験がありませんが、私の先輩は勤務先の銀行の子会社に出向しました。
大口融資担当から地域新規顧客担当に代わりましたが、新たに学ぶことが多く、励みになったと申しております。

出向先から必要とされる以上、自分には学ぶべきことがあると感じております。

いかがでしょうか。
企業の面接では、必ずしも就活生にプラスになることを聞かれるとは限りません。圧迫面接と言いたくなる内容もあるでしょう。

面接官がこれらの面接で就活生から聞き出したいのは、困難を乗り切る力があるかどうかだということを忘れずにいれば良いと思います。

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