Fラン新卒と無職帰国子女だったらFラン新卒が歓迎される理由
Fラン新卒と無職帰国子女。社会はどちらを歓迎するでしょうか。Fラン新卒です。
Fラン生、Fラン予備軍の皆さん、親に大枚学費払わせて海外留学させたエリートでも社会からプライドばかり高くて使いものにならないと切り捨てられればそれまでです。
実際にFラン新卒と、無職帰国子女の就職支援をしたことがある筆者の体験をお話しします。
Fラン新卒は叩き上げ同様の根性を身に着けている
無職帰国子女の10倍使いものになると言われるFラン新卒には以下の条件が当てはまります。
-
- 最低限の挨拶とホウレンソウと呼ばれる業務連絡をやる
- ボロが出る事は後から炎上するので最初からやらない
- Fラン卒なので自意識過剰に威張らない
- 給料の為なら仕事と割り切る
- 年下上司、妖精さんが社会にいる事は当たり前
- 田中角栄じゃないから自分が社会を大きく変えようと思わない
どんなブラック企業に放り込まれようが、3年で同期が辞めていく法律事務所に就職しても、これだけの根性があればFラン新卒は極論、どこでも即戦力、使い物になります。
では反対に使えない無職帰国子女に成り果て、Fラン新卒に劣るのはどの様なタイプでしょうか。
Fラン新卒に劣る無職帰国子女の存在
Fラン新卒に劣る穀(ごく)潰し的存在の無職帰国子女には以下の特徴があります。
-
- 習い事、留学費用、塾代はリッチなパパママが払っている
- その割に身なりが汚い、もしくは無駄に派手
- 英検1級で英語ペラペラなのに喋る内容Fラン以下
- 塾や語学学校にチヤホヤされていてバカに拍車がかかった
- 世界を変えようとする思い込みはトランプ元米大統領より酷い
- 良識ある人がみれば病んでいる
- 書類選考で通って面接で落ちる理由が判ってない
彼女らの多くは何故自分が社会から評価されないのか全く分かっていません。親御さんから『うちの娘(息子)はこのままだと社会に出られませんので…』と相談されますが、このままではどうしようもないのです。
では使い物になる帰国子女、どうしようもない帰国子女、社会に貢献するFラン新卒はどう違うのでしょうか。
30社以上落ちて『落とした会社が悪い』という帰国子女
毎日TEDトークを見る程語学に対する理解力があったとしても、それが即戦力につながるかといえばそうではありません。
筆者はとある親御さんから20前の娘さん(帰国子女)が全く取れず卒業してしまうというので、相談にのることにしました。娘さんは後1カ月で卒業で、日東駒専以上の大学に行っています。
親に言われて渋々現れたのは、ゴミ袋から拾ってきたような服を着た小汚いフケだらけのロン毛の美人でもない女の子でした。
思春期は親の海外業務の為、米国で暮らしていたのですが、日本人の普通の体形に比べかなり太っているので就活のイメージ上、痩せる必要もあります。
いきなり彼女は関係ない話を上目線でベラベラ喋り、30社以上受けてもすべる事について『どうして私ってどこを受けても書類選考すら通らないんでしょう?』とのたまったのです。
Fラン生でも彼女が、どの会社も採用しない理由は明確にわかるのではないでしょうか。
あまりにも就職先がない場合は、Fランの国際学部に編入する予定だという彼女。Fランの国際学部が『無駄に意識高い系が多い』と悪評が流れる理由はここにあるのかもしれません。
無論全ての帰国子女が悪いのではありません。
自分自身がなにものであるか、社会の立ち位置をわきまえているのがFラン新卒に多いのは確かです。