【MARCHもFラン】韓国はソウル大以外Fランってマジですか?


韓国の受験戦争がソウルに一極集中し日本の比ではありません。


『ソウルの東大』と言われているのがソウル大ですが、『ソウル大以外は全部Fラン』と言い切る意識高すぎ系まで当たり前の様にいる韓国。

Fランでも通えば大学生扱いして貰える日本の大学生と、韓国の名もなき地方学生、意識的にどの様にちがうのでしょうか。

韓国のFランは地雑大と呼ばれている

韓国のFランはソウル以外に分布している事から지방대(チバンデ・地方大)と言われていますが、これを揶揄し지잡대(チチャッテ・地雑大)という呼び方が定着しています。

日本で偏差値ボーダーフリー(BF)に位置する大学や、日東駒専以下の偏差値の大学をFランと呼ぶあの感覚です。

韓国のFラン・地雑大が増えた理由は日本と似たり寄ったりで、親世代まではまぁまぁ韓国の地方大も頑張ってはいたのですが、現在は『ソウルの一部の大学に通えるだけの軍資金と知能がないと人生の落後者』の様に言われているのです。

©UNESCO

これは’12年までのG20大学進学率のデータですが、韓国の大学の進学率(一番上の赤い線グラフ)は米国(次の青い線グラフ)を抜いてダントツトップ。
8割の学生が大学に行き、大学に行けない=人生の落後者になります。

このデータだけ見ると『インドなんか誰も大学行ってねーだろ』とツっこみが来るかもしれませんが、インド人は在学時に英語を勉強し渡米。
ITエンジニアになるので、大学=いい就職先につながらないのです。

そう考えると『Fランでもいいから大学』と大学にしがみついている上、大学への進学率は60%に満たない日本はどうなのでしょうか。

トップはSKY、その次がKAISTとPOSTECH

韓国の大学トップ3はSKY(ソウル大学、高麗大学、延世大学)です。

韓国の大学入試はスヌン(修能=大学修学能力試験)の成績発表後、志願大学と学部を決める方式になっていています。

400点万点の試験ですが、SKYに入る為には390点代~380点代を取る事が要され、その中でも群を抜くソウル大学は実質上395点以上の秀才が入学しています。

この3つはエリート御三家と呼ばれ、その他の大学では将来は約束されないと言い切る上目線の人間も存在するのが韓国です。

延世と高麗は文系の私立ですので、これらの対抗する理系の韓国の単科大学は、
KAIST(韓国科学技術院)とPOSTECH(浦項工科大学校)になります。

どちらも日本でいえば東工大ぐらいの難易度を誇りますが、韓国が小さな都市に国策で作った理系大なだけあり、大学の歴史とは反比例した進歩ぶりです。

MARCH以下は全てFラン化する韓国

SKY、KAIST、POSTECH以下の大学序列はどうなっているのでしょうか。

韓国では『ソウル以外の大学は大学とみなさない』というヒエラルキーだけでなく『1等級以下の大学は大学とみなさない』という暗黙の了解までまかり通っているのです。ただし医学部、歯学部が神扱いになってるのは日本と事情が違います。

SKY、KAISTに続くのが、西江(ソンガン)、漢陽(ハニャン)、成均館(ソンギュングァン)大学です。
成均館は以前『ヨン様が通っていた大学』として知られていましたが、現在は財閥からの寄付によりレベルが上がってきています。上記の3つの大学は日本でいう所の上智大学レベルです。

この下は、中央大学、韓国外国語大、ソウル市立大が続き、日本で言われるMARCHレベルになりますが、韓国人は『この大学以下は全部Fラン』と思ってるのです。

そんな大学でも受験申請、シラバスの申請はネットで申請するので戦争状態です。リスニング試験の時は飛行機も飛ばないという都市伝説はあながちウソでもありません。

日東駒専も産近甲龍も関関同立も大東亜帝国も名もなき潰れそうな大学も全部Fラン扱いです。

韓国も現在は8割が推薦?

日本の地方Fランにアラサーの韓国人留学生がゴロゴロいるのを見かけますが、
それは上記の様な凄さましい生存競争に敗れたなれの果てなのです。

彼らの母国では生存競争に敗れた人たちのうつ病発生率は日本の比ではありません。ですが、この20年で韓国では受験戦争の過激化、修能が先着順というありえない現実も踏まえ、推薦入試を8割にしています。これは日本と同じではないでしょうか。

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