【駅から20分】Fランはどうして田舎にあるのですか


Fランあるあるなのが立地の悪さです。サテライトキャンパスは駅前なのに本校は駅から歩いて20分はよくある話です。

  • 最寄り駅から登り坂20分以上かかる
  • 空きコマを潰す商業施設が大学周辺にない
  • 大学の周りは学生向け安物件がいくつかある
  • コンビニが学内じゃなく学校の外
  • スクールバスがない、もしくは本数が少ない
  • 最寄り駅から大学までのバス運賃が高い
  • 大学の周りの商業施設はカラオケとスーパー

これに『大学から道一本出たら幹線道路』という一文字がつけば、Fランあるあるのとある恩恵目的というのが判ります。何でしょうか。

Fラン誘致は余ってる土地活用だった?

私立大学は学校法人として税制上大幅な優遇措置を受けています。文部科学省のHPを見ると以下の通りになっています。

私立学校を設置する学校法人については、その公共性・公益性を考慮して、種々の税制上の優遇措置が講じられています。

例えば、法人税・事業税は収益事業から生じた所得に対してのみ課税され、収益事業から生じた所得に対しても、法人税の税率は軽減税率が適用されています。また、学校法人が直接保育又は教育の用に供する不動産に関しては不動産取得税・固定資産税が非課税とされています。

収益に応じて法人税、事業税はまだしも、固定資産税は非課税です。
東京DL並の敷地をひとつの学校法人に貸し出すのですから、国や地方も収益の良い土地は貸し出しません。

利用価値に困った余っている土地を貸し出しているのです。
現在のFラン生の親世代はバブル景気や就職氷河期だったので大学生は余っていました。地の果てに大学を立てても誰でも入学してくれましたが令和の時代そうもいきません。

余った土地活用に大学誘致は古いのです。

固定資産非課税になる団体は他にもある

固定資産税非課税になる団体は学校法人の他にもあります。
宗教法人、社会福祉法人がそうです。Fラン大学を運営しているHPの大元のHPを目をさらのようにしてみて下さい。

大元が宗教法人や社会福祉法人ではないでしょうか。大元の業界が潰れない限り大学が潰れることはありません。高野山大学新潟医療福祉専門大学典型的な例です。

高野山大学は大元は日蓮総本山、新潟医療福祉専門大学はスポーツチームや教育、医療のアウトソーシングを提供する法人がバックグラウンドに付いています。

固定資産税免除がなければ公立化しかない?

Fランは今まで固定資産税非課税、私立大学助成金、運営元の法人からの助成という三本柱で生き延びてきました。

それでも立ち行きがいかなくなり令和の現在は地方の財政を食いつぶし公立化という最後の手段に臨もうとしています。公立化すると将来的には私たちが収める様々な税金が上がるのです。

税金があがって自分の首を絞めるのか、Fランが潰れるのか令和の時代はFラン存亡の危機と言えるでしょう。

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