【国試対策命】九州保健福祉大学に行けば合格率100%で医療資格が取れますか？

九州保健福祉大学は延岡市にあるFランです。九州では『国試対策に強い大学』として評価をあげていました。

ところが’20年に入った頃から薬剤師合格率がガタ落ちしている事が明らかになっているのです。今回は九州保健福祉大学について説明します。

九州保健福祉大学の学部構成

九州保健福祉大学は、宮崎県延岡市にある医療系大学です。Fランながら国試に力を入れていて学部構成は以下の通りです。

薬学部

社会福祉学部

生命医科学部　生命医科学科
臨床心理学部　臨床心理学科

臨床心理学や臨床工学を専攻する学科やコースが各学部に複数またがっているので、合理的ではない気もします。

九州保健福祉大学がFランであるにも関わらず選ばれる理由は、県内で新卒が医療系資格を身に着けることが出来るからです。

九州保健福祉大学を目指す学生に人気だったのは、県内で唯一所得出来る医療系資格が複数あったからです。

令和元年まで九州保健福祉大学は保険科学部があり作業療法士、視機能療法士を学べる九州で数少ない大学として知られていました。

視機能療法士も毎年100%の合格者を輩出する大学だったのですが就職先に繋がらないという事もあり募集停止に至ったのかもしれません。

九州保健福祉医療大学の学生の口コミはどの様なものなのでしょうか。

地方Fランあるあるですが九州保健福祉大学のネックは立地です。上り坂の多い山道に大学が建っているのでバイク、自動車必須の通学になります。

その他には以下の事柄が挙げられます。

九州保健福祉大学の医療系資格は介護福祉士や社会保険士の合格率は100%近くを占めていて’21年現在トップとなっています。

しかし大学側が力をいれている薬剤師国家試験の合格率は実質5割弱なのです。以下の表は薬剤師合格率を『受験者と合格者』で割って合格率を出したものです。

同じぐらいのランキングになっている奥羽大学と比較すると明らかです。

奥羽大学は『出願した生徒が全員当日受験した』のに対し九州保健福祉大学は半数以上が『当日欠席していた』事が判明しています。これは大学側にとって不本意なはずです。

これでも九州保健福祉大学は『薬剤師国家試験合格率トップ』を歌うのでしょうか。

大学側も国試対策に力を入れていると豪語するのであれば嘘はいけませんね。