4人に1人の学生が就活セクハラを受けている?具体的対処法は?
コロナ禍でオンライン面接が進む中、学生の4人に1人が就活セクハラを受けている事が
厚生労働省の調査で明らかになりました。
これに対し企業の就活セクハラ防止策が『特にない』という回答が7割を超えるのは驚きです。セクハラ、パワハラに対するコンプライアンスが徹底されていないのでしょうか。
『女性らしくない部屋だ』業務に関係ないセクハラも
こちらの動画は名古屋の名門女子御三家として知られる金城学院大学が作成した就活セクハラ対策動画です。実例を盛り込み、日本ハラスメント協会代表理事の監修のお墨付きです。
©youtube.co.jp
日本ハラスメント協会代表理事の村嵜さんによりますと、オンライン面接では以下の様な質問が実際に面接官から出てくると言います。
- 男性からモテそうですね。後ろ姿も見せて貰えますか?
- 女性らしく部屋は片付けた方がよろしいですね
- 部屋は広そうですが彼氏と住んでいますか?
- 2時面接の前に話をしませんか
- エントリーシートの書き方を教えます
どれも選考や応募した業務に関係あるものではありません。
面接担当者が学生の緊張を和らげようと業務以外の質問をするという言い訳は昭和の話です。
食事会がセクハラかどうか見極めるポイント
2時面接の前に面接担当官に食事に誘われたり、OBOGに誘われた場合は、以下のポイントに気を付けるべきです。
- 他の学生も交えた交流会かどうか(できれば男女あわせた交流会か)
- 人事担当者だけでなく営業も、男女で来るのか
- 選考フローにのっとっているか
社員にあって情報を得ることは貴重な機会ですが、4人に1人が就活時にセクハラに遭うとなれば話は別なのです。
企業の7割が就活セクハラ対策がない?
こちらの表は厚生労働省が就活やインターンシップを経験した’17~’19年卒の男女1000人を対象に厚生労働省が調査した結果です。
©mhlw.go.jp
学生が就活の際、誰からセクハラを受けたかは調査によると以下の通りになります。
- 面接担当者
- インターンシップ担当者
- 企業説明会担当者
- OB、OG、役員
- リクルーター
そんな会社はリテラシーに問題があるのではないかと思うのですが、驚く事に上場企業でも、新卒採用のセクハラに対するコンプライアンスはおろそかになっている所もあります。
1年に1度コンプライアンス研修をする、抜き打ち監査を行うなど具体策を取っている会社はごくわずか。7割の企業が具体策を練らないまま放置されています。
では私たち就活生が自分の身を守るために出来ることはどの様なことでしょうか。
現実に就活の場では4人に1人が男性は無意味なマウントを取られ、女子大生はセクハラに晒されています。
就活セクハラから身を守る方法
就活セクハラから身を守る方法は具体的には以下の方法があります。
オンライン面接は録画には無料キャプチャソフトを使う
オンライン面接で使用されるのはZOOM,LINEなどですが、ZOOMの様に録画機能を使うと相手に通知が入ってしまうものもあります。
この場合セクハラの証拠をつかむためには、無料のキャプチャソフトを使いましょう。
セクハラに遭った場合は人事ではなくお客様センターに言う
万が一就活セクハラに遭った場合、複数の学生が遭った場合は、その会社の人事にクレームをつけた所で泣き寝入りするしかありません。団体匿名でお客様センターに連絡する事です。
Fラン生といえども学生。敵にまわすと怖いという事を思い知ら絞めてやりましょう。
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