京都橘大学は元看護系Fラン女子大ですよね？

京都橘大学はFランでしょうか。京都では京都橘大＝看護系と言われる程『看護系Fラン』として長年知られてきた大学です。

京都橘大はFランではありません。偏差値を見ても45~52と中堅ですが日東駒専以下なので『世間的Fラン』扱いです。

’21年春には工学部設置しましたが、就職実績はふるわず摂神追桃以下と言われています。

共学化して15年になる京都橘大学はやはりFランなのでしょうか。

京都橘大＝看護系と言われた理由

京都橘大は付属中学・高校がある私立一貫校です。京都の知名度は京都文教大（旧家政）と華頂の間に位置するFランでした。

元女子大Fランの就職先＝幼稚園もしくは看護系になるのは、実績がないからです。

京都橘大も例外ではなく、他の女子大がベビーブームに乗り幼児教育学科を設立した’67年に看護学科を設立。市内に雨後の筍の様に建った病院に卒業生を送り込み就職先のパイプを作り上げました。

その為、京都橘大の看護学科学生はインターンシップの時点で就職先の病院が決まると言われているのです。

ただ看護師を量産するだけでは京都橘大の卒業生は病院への就職先は決まりません。では京都橘大の就職先が病院に強いのは何故でしょうか。

京都橘大の最大の特徴は医者と薬剤師以外の病院業務をサポートできる人材育成できる所です。ある意味専門職大学に近いのではないでしょうか。

医療系学部の学部構成は以下の通りになっています。

看護学部　　看護学科
健康科学部　心理学科
理学療法学科
作業療法学科
救急救命学科
臨床検査学科

現在の学長さんは健康科学部を柱とされていますが、それでは大学に学生を呼び込めないと察したのか、’21年に工学部を設置する運びごなったのだそうです。

京都橘大の就職実績ですが、京都では看護系、医療系と言われる程有名な大学ですが、’05年に共学化してから就職実績は摂神追桃以下と言われる様になりました。

共学化してから学部が増え、医療系学部の他にも、国際英語学部、文学部、発達児童学部、経済学部、経営学部と、8学部が1キャンパスにぎゅうぎゅう詰めで入っています。

’21年に工学部を設立するにあたり大阪大学から学部長を招聘し地下1階地上6階の新キャンパスを建設するそうですが、立地は相変わらず京都の僻地山科です。

京都橘大の立地は、他の京都の私立とかけ離れた山科区にあります。

JR,京阪、地下鉄東西線各駅『山科』より京阪バス『京都橘大』行きで15分。もしくは地下鉄東西線『椥辻（なぎつじ）』駅より出発するスクールバスしかありません。

駅から大学まで3kmもあるので歩くには遠いのです。

全国各Fランが偏差値をあげようと大学改革の為に学部を設置しても学生を呼び込めない理由は立地にあるのではないでしょうか。