新潟医療福祉専門大学の実就職ランキング全国1位ってどの分野?


新潟福祉医療大学はFランでしょうか。新潟医療福祉は平均偏差値40で、
日東駒専以下の名義上のFランとなっています。

その一方、医療福祉系の国家資格所得率100%、社会・社会福祉系の実就職率全国1位の実績を持つ大学なのです。

東北でチーム医療を学べ、実就職に結びつく大学として知られ、
’15年~’16年には3年連続、実就職に強い大学全国1位、’19年も選ばれています。

生徒数4000人を超え、2030年には生徒在籍数8000人を目指すという大学。日本海側の僻地にある大学に何が起きているのでしょうか。

新潟医療福祉大学は医療療法に特化した大学

新潟福祉医療大学は、JR新潟駅から車で20分離れた郊外にあります。

新潟福祉医療大学の学部構成は以下の通りになります。

学部の横のカッコ内の数字は学科平均偏差値が40を超えていて、
学生が卒業時に国家資格を所得している確率大の学部です。

リハビリテーション学部(40)

  • 作業療法学科(42.5)
  • 義肢装具自立支援学科
  • 言語聴覚学科
  • 理学療法学科

社会福祉学部・社会福祉学科

健康科学部

  • 健康栄養学科
  • 健康スポーツ学科

医療経営管理学部・医療経営管理学科
看護学部・看護学科

医療技術学部(42.5)

  • 救急救命学科
  • 診療放射線学科
  • 臨床技術学科
  • 視機能科学科

偏差値40を超えている学部は共通テスト正解率5割を超える学生も多く入学しており、Fランと呼べない学部があるのは認めざるを得ません。
新潟福祉医療大学が注目を集めるきっかけとなったのは何でしょうか。

最新鋭の機材、1次からの少人数ゼミ、きめ細かい就職対応

新潟福祉医療大学が学生に人気である理由は、機材や実習が充実している事と、1次からの少人数ゼミがある事です。

地方Fランあるあるの、機材が壊れている、wifiがない、地雷講師に当たるという事はあまりありません。

その反面、国家資格所得が就職に繋がるリハビリテーション学部、医療技術学部では『寝ていれば大学を卒業出来る』と考えているFラン生は留年もしくは、中退します。

寝ていても潰しの効く所に就職したいと考えているFラン生は、新潟医療福祉大学なら、どの学部を選ぶべきなのでしょうか。

狙うべきは単一学科の学部?

Fラン生が新潟医療福祉大学で狙うべきは単一学科の学部です。看護学部と医療経営管理学部ではないでしょうか。

看護学部であれば就職率がどの学部よりも年代を問わず高い事、医療経営管理学科であれば、医療以外の道に進む事が可能だからです。

では新潟医療福祉大学の就職率が強い理由はどこにあるのでしょうか。

新潟医療福祉大学の運営元はあの大学と同じ?

新潟医療福祉大学は、東北地方を中心にスポーツチーム、病院、学校法人を運営する株式会社NSGホールディングスが運営しています。

コロナ不況に負けず売上総額は1,000億円、従業員数は1万人で、傘下法人は106になります。

運営する大学は事業創造大学院大学、新潟食料農業大学開志専門職大学と幅広いのが特徴です。

複数の大学、専門学校、病院、企業を運営する事で、自社企業及び関連会社へのインターンシップを積極的に行い、学生の就職実績を上げるという仕組みです。

付属の大学院もあり、この大学の大学院に進んだ方の研究では>野球肘の科学的根拠の解明など興味深い結果が出ています。

学生激減、大学氷河期、医療福祉系大学に陰りが見える今、定員充足率100%を超え日本海側では1人勝ちを続ける新潟医療福祉大学ですが、唯一の難点はどこにあるのでしょうか。

唯一の難点は立地の不便さ

新潟医療福祉大学唯一の難点は立地の不便さです。

スクールバスは平日は朝7~8時と夕方のみ20分感覚で周回しているだけで、他の時間は1時間に1本しかないのです。

学生は忘れ物をすれば取りに帰る事が出来ません。

大学の周囲は田んぼが多く、お店も殆どなく、学内のコンビニの前に行列が出来る有様です。

実は不便?学生寮は都会に近くない?

大学の実就職ランキングが高くなった事で、県外からの志願者が増えたこの大学。学生の4割が県外からの志願者である為、学生寮を作ったそうです。

大学側の売りは『これで都会に近くなる』というものですが、学生の半分以上がバイトをしているので、寮に入るとバイトや買い物が不便になるという実情があるといいます。

このあたりも学生事情を考えて改善していけば、よくなるのではないでしょうか。

 

 

 

 

●受験生にオススメのページ&サイト

大学のパンフ請求で「1000円」もらおう!
プログラミングを学んで月収50万円を目指そう。
通学不要のサイバー大学って実際どうなの?
月額250円で、音楽・映画・本が○○放題♪

●こんな記事も読まれています

章の記事一覧へ

目次(トップページ)へ