日東駒専から日大が抜ける?!不祥事に強い日大復活なるか

’23年末アメフト部不祥事から数年。日大志願者数が以前と同じ数字に届きません。


令和初期(平成末~令和シングル)まで、GMARCHが滑り止めに志願した為、日大入試が難しくなったことも挙げられました。

半世紀以上前の不祥事も乗り越えた日大。リベンジする機会はあるのでしょうか。

日大志願者落ち込みが激しかった学部

不祥事があった翌年(’24年)で、志願者激減した学部は、商学部(59%)、経済学部(61,1%)、法学部(63.5%)です。

複数学部受験ですと受験料が2万円弱になる日大。前年比で志願者数はトータル2万2910人減少。受験料だけで7億円赤字というのですから。マンモス大としては痛手でしょう。

前年度の副学長が学長からパワハラを受けていると罪の擦り付け合いになっていたのも響いています。


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理工学部、法学部は、法政など一つ上の序列の大学と肩を並べられる偏差値で、質の良い学生が揃っています。にも関わらず志願者数が減ったのは就職を考えてもあるかもしれません。


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その一方、不祥事があっても志願者数で影響をうけない学部もあります。

芸術学部は志願者数影響なし

日大のもうひとつの看板学部といえば芸術学部です。志願者数も88%と前年に比べ、それほど落ち込みはみられません。

志願者数が落ちない学部の特徴として挙げられるのは、日大という大学ブランドより、とがった学部であること。学部そのものが魅力的で、就職先が決まることが挙げられます。

学生紛争の時は、どうやって立ち直った

日東駒専の筆頭と呼ばれる日大ですが、’60年代後半に起きた学生紛争では中心的存在でした。

教授が裏口入学斡旋で得た5000万円脱税。20億円の使途不明金が発覚し、7000人もの学生の父兄が両国に集まり教授、会頭の退陣を迫ったのです。

日大はバックに総理や大手銀行がついていた時代、全共闘の鎮圧に体育会系の学生とそのOBが大学側に雇われていたのです。その力関係は現在まで続いていたといっても過言ではないでしょう。


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勉強は上の序列の大学に任せろという、体育会系の一部の学生が大学側と癒着したことにより、多くの卒業生が不本意にも大学側と戦わなくてはいけなくなった中、他の学部のOBがコツコツと就職実績を積み上げ、やる気のない教授は辞職させ、現在の日大の地位が築かれているのでしょう。

Fラン予備軍に日大入学チャンスはあるのか

’23年末の不祥事の余波は半世紀前と同じ様に数年は続くかと思われます。
が、Fラン予備軍がワンチャンを狙って受験して合格するかと言われると定かではありません。

大東亜帝国に楽勝で合格する受験生が猛勉強して、なんとか合格できるか判らないというのが本音でしょう。いずれにしても、不祥事が起こった後に入学した生徒は、本当に日大を立て直そうと考えている生徒だと思われているので、もし合格したのであれば、頑張ってください。

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