集団リンチ事件は東大阪大学生だけじゃない!今は全然大丈夫な大学と事件の真相

東大阪大学はご存じでしょうか。
東大阪は、近大の他にも、大阪樟蔭女子、大阪商業大学(大商大)があります。


©twitter.com/hc_hjc_koho
知名度が低めの東大阪大学ですが、昔の大学名や、とある事件で意外と知られているのです。

東大阪大学って、どんな大学

’65年、布施女子短期大学として開学。
開学当初から、保育士、幼稚園教諭の育成に携わる女子短大として
地域に知られていました。

’01年に共学化し、’03年に大学名を現在の東大阪大学に改名。
Fラン生の親世代は、布施女子短大の方が馴染みがあると言います。


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大学と同じ敷地内に付属高校(敬愛高等学校)があり、
陸上部が強化クラブなので、スポーツ推薦で来る生徒もいます。

最寄り駅はメトロ中央線・高井田駅、JRおおさか線『高井田中央駅』なのですが、
徒歩で14分というのは最寄り駅と言えない範囲です。

Fランあるあるで『最寄り駅から遠く』、『スポーツ推薦で入学した生徒が寮や下宿に住んでいる』のも
考えられます。

東大阪大学の学部構成

東大阪大学は、全国で初めて、こども学部を設置した四年制大学です。

’03年に設置した当時は家政学部、保育部が多かったので、
保育士、幼稚園教諭、小学校教員免許、養護教員免許所得を目標にした
こども学部の設置は珍しいと考えられていました。

学部構成は以下の通りになっています。

こども学部

  • こども学科(保育士、幼稚園教諭)
  • 国際教養こども学科

短期大学部


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  • 実践食物学科
  • 実践保育学科
  • 介護福祉学科

就職先は、こども学科は半分以上が保育園、幼稚園、施設関係。
短期大学部は給食事業、介護事業、地元中小企業が多いです。

東大阪大学の入試概要

東大阪大学の入試概要は以下の通りです。
入学検定料は30,000円です

  • 総合型選抜(こども学科15名、国際こども学科5名)
  • 学校推薦型選抜(こども学科30名、国際こども学科12名)
  • 一般選抜(こども学科15名、国際こども学科8名)
  • 共通テスト
  • 社会人、留学生、帰国子女
  • 編入学

選べる総合選抜は3種類

東大阪大学の総合選抜は、OC参加型、WebOC参加型、課題作文型の3種類あります。


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OC参加型

本学開催オープンキャンパスに参加するもので、受験方法は以下の手順になります。

  • OCに参加し、体験授業とセミナーに出席
  • 課題レポート提出
  • エントリーシート記入、事前相談日を予約
  • 個別相談会出席(20分:OC参加もしくはZOOMか選ぶ)
  • エントリー完了、出願、受験
  • 面接試験

https://www.higashiosaka.ac.jp/admission/webopencampus/
webオープンキャンパスは、Zoomと、オンデマンドの2種類が選べます。
Zoomは受験生が体験したい時に選べるOCです。

課題提出型(スタンダート型)は、出願時に課題文を読み、600字以内の課題作文を提出。
毎年課題は違いますので、大学にお問い合わせ下さい。

学校推薦と、一般選抜は国語総合、コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、
小論文(800文字)から一科目です。

他の大学の様に1科目必須、1科目選択でないので気が楽ですね。

東大阪大学集団リンチ事件は、東大阪大学生だけじゃなかった!

東大阪大学といえば、’06年6月19日に起こった集団リンチ事件を
思い出す人もいるかもしれません。
一部の生徒による暴行事件で大学のイメージが変わるのは良くないです。

この事件、東大阪大学生、元大学OB生の事件とは限らないのです。
ことの発端となったアルバイトの男性は同大学の卒業生じゃありません。
むしろ東大阪大学生は、巻き添えになった感が強いのです。

集団リンチ事件はアルバイトと学生のモメごとから始まった

事の発端は、’06年東大阪大学4年生男性F(以下仮名)と交際していた同短大女性に
横やりをいれてきた、全く関係ないアルバイトの男性T(事件当時21歳)の存在です。

FとTは、同じサッカーサークルに居ましたが、TはFの彼女に横やりをいれてきたのです。
2人は1人の彼女を取り合う形でタイマン勝負に出ましたが決着がつかず、後日出直します。

男同士後日タイマン勝負に出ればこんな事件も起こらなかったのですが、
FとTは味方を連れてきました。

Fは東大阪大学OBのI(事件当時無職21歳)に相談し、子分格の未成年3人。
Tは東大阪大学3年のS(事件当時21歳)を連れてきました。

多勢に無勢です。しかもFは自分の彼女を取られたのを根に持っていて、
『慰謝料として50万はらえ』Iは『暴力団関係者を知っているぞ』と5時間近く脅しました。

TとSは後に主犯と報道される中学時代の同級生K(事件当時21歳・無職)に、
『10万かしてくれ、殺されてしまう』と泣きつきました。
他人の彼女を奪って大事になると判らなかった浅はかさです。

Kは友人のH(事件当時22歳:大阪府立大)に相談。
被害届を出した方がいいのではという考えもありました。ここで留まればよかったのですね。

ですがKが正義感を優先してしまい『報復すべき』となってしまい、
Hが集団リンチ計画を練り、実行犯をKに仕立てたのです。

東大阪から岡山に向かい、インターチェンジの近くの公園で事件の発端となったTを殺害。
Iは借金漬けにするはずでしたが、Iがつながりがあると吹聴していた
暴力団関係者もそれ程でもなく、Iも生き埋めにされてしまいます。

この時にTとIの運転手を勤めていた会社員Aが警察にかけこみ、事件は明るみに出ましたが、
後日、事件を起こした少年たちも警察に自首。

この事件、東大阪大学の学生と、そのOBが悪いような報道がされていますが、
果たしてそうでしょうか。そうではないと考えられます。


@twitter.com/mYABUNOUCHI

元を正せば、学生にアルバイトが横やりを入れたことが発端で、学生たちや、
その交友関係は全員巻き添えです。奪われるはずのない命も奪われたと思います。

この様な世間からの誤解としっかり向き合い、同大学を卒業しても胸を張って生きていくことも
大事だと思います。

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