【いわき明星大】医療創生大学は何度学部ツブせば済むのですか
医療創生大学は、福島県いわき市にある医療系Fランです。
’87年に開学した、いわき明星大学の学校運営法人が別れ、’19年4月から医療創生大学としてスタートしました。
医療系大学に生まれ変わった、医療創生大学。学部編成や、入試概要を見ていくことにします。
いわき明星大の頃は酷評されていた
医療創生大学の母体は、’87年に開学した、いわき明星大学です。
開学当時は理工学部と人文学部の二本立てで、理工学部は、電気工事技師やSEを養成する大学としていわき市に開学しました。しかし土地柄大阪電気通信大学の様なマンモス校にならなかったのです。
’05年に理工学部を科学技術学部に名称変更、’07年に薬学部を設立、’15年に人文学部を教養学部に名称変更しましたが、大学側が思ったほど学生は集まらなかったようです。
業を煮やした大学側は’15年に科学技術学部を、’19年には教養学部を募集停止にしました。
旧・いわき明星大の痕跡を消して、新たなスタートを切ろうとしたのが判ります。
医療創生大学の学部構成
医療創生大学の学部構成は以下の通りになります。
’17年に看護学部、’20年に心理学部を設立し、4学部となっています。
- 薬学部・薬学科
- 看護学部・看護学科
- 心理学部・心理学科
- 健康医療科学部(作業療法学科、理学療法学科)
医療分野を細かくわけて偏らないようにしている所に、大学側としての生き残りをかけた感が感じられます。
薬学部は、いわき明星大学時代から合格率9割となっていますが。Fラン薬学部あるあるで『入学簡単、卒業国試困難』です。
合格率よりも『進級率』『各資格試験合格率』はOPに聞いておきましょう。
医療創生大学の主な就職先は薬局、病院、ドラッグストア
医療創生大学の主な就職先は調剤薬局、病院、ドラッグストアです。
いわき明星大学時代は地元の卸売、小売サービスが多かったのに対し、大学内で所得した資格を活かせる就職先になっています。
では医療創生大学の入試は、どの選抜方式がねらい目でしょうか。
医療創生大学は学校推薦か一般選抜が狙い目
医療創生大学の入試概要は以下の通りです。学部の横にかいてある数字は各学部の合格者数になります。
総合型選抜は合格数10人未満の狭き門で専願です。併願するなら一般選抜が狙い目です。
- 総合型選抜(薬学部3、看護学部5、健康科学学部13、心理学部10)
- 学校推薦型選抜(公募・指定校)(薬17、看35、健37、心30)
- 一般選抜(前、後期)(薬(前15,後5)、看(前10、後5),健(前18,後7)、心(前6、後4)
- 共通テスト
- 編入学、社会人選抜
総合型選抜はⅠ期(9月中旬~10月上旬出願)、Ⅱ期(11月下旬~12月上旬出願)があり、調査書、面接、質問の他以下の試験方式で採点が決まります。
- グループディスカッション(30分のグループディスカッション、テーマは事前告知)
- プレゼン(10~15分のプレゼン。プロジェクタ、スクリーン使用可。Windows PowerPoint)
- エントリーシート(大学のHPからエントリーシートをダウンロードして記載)
どのエントリー方式が総合型選抜に有利なのかは、その年の受験生次第です。
学校推薦選抜は、調査書、面接の他は公募型のみ小論文が必要です。
医療創生大学の一般選抜は薬学以外英語必須
医療創生大学の一般選抜は薬学部以外は、コミュニケーション英語が必須になっています。薬学部は化学と数Ⅰが必須です。
薬学の選択は、コミュニケーション英語Ⅰ、数Ⅱ、A,Bから一科目。
健康科学部と看護学部は、国語総合と数Ⅰ、最も受験しやすいのは心理学部でしょう。
コミュニケーション英語と国語総合を押さえておけば一般選抜で合格します。
そんな医療創生大学ですが、デメリットは何でしょうか。
最寄り駅から遠すぎる大学
医療創生大学のデメリットといえば、地方大学あるあるで最寄り駅から遠すぎる。スクールバスがないことです。
JRいわき駅よりローカスバス『新常盤交通』のバスにゆられて20分、大学前にバスが止まります。
タクシーでも15分かかるので、大学の近くのアパートを借りる学生も居ます。
電車はJRなので30分に1本しかなく電車通学に不便なのでアパートを借りようにもプライバシーに配慮が必要と
大学から少し離れた所に借りる学生さんもいるようです。
いかがでしたでしょうか。
’00年代初頭は危ない大学、消える大学と揶揄されたこともあった、旧いわき明星大学は、医療創生大学として生まれ変わり、新たなスタートを切ったといえますね。
●受験生にオススメのページ&サイト
大学のパンフ請求で「1000円」もらおう!
プログラミングを学んで月収50万円を目指そう。
通学不要のサイバー大学って実際どうなの?
月額250円で、音楽・映画・本が○○放題♪