タイパ・コスパは当たり前?仕事ができなくても謝らないZ世代がFラン化している…

タイパ(タイムパフォーマンス)、コスパ(コストオパフォーマンス)と見返り重視。新卒もしくは第二新卒なのに、仕事ができなくても開き直っているというのが、令和現在増えています。


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平成末期のFラン新卒なら、ブラック企業就職回避の為、様々な対策を練りました。インターンシップで内定が決まりそうにないとなれば、就職したい業界に繋がる所にバイトから潜り込むというハングリー精神もありました。

ところが令和以降、Z世代。コロナ禍が受験もしくは学生時代だったZ世代は、一部を除き、Fラン化しています。

令和内定は『過去問がないと不安なFラン生』

令和2桁前後内定の学生は『過去問がないと志望校の受験が不安』なFラン生と同じです。過去問を丸暗記して、当日の受験に臨み、なんとか受かるというもの。その特徴は以下の通りです。


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  • タイパ・コスパは当たり前、見返り重視
  • 唯一の正解を求める
  • デジタルツールに精通。文具マニアでない限り、会議議事録は基本スマホ
  • LINEやZOOMの方が気楽
  • 悪い意味で人は人、自分は自分
  • 会社や取引先の付き合いはしない
  • 指示待ち
  • 向いてないと思えば即転職

学生生活では、一定の正解があったかもしれません。しかしビジネスでは正解はなく、臨機応変に対応していかなくてはいけないのです。周りの先輩や管理職クラスに、仕事の正解や、手順を1から10まで教えて貰う新入社員は『お荷物扱い』されてしまいます。かといって、令和の学生はボンクラではありません。

自分に何が向いているのか、仕事の中で目標や未来は定まれば、自分自身で情報を集める行動力があります。
ただしこの行動力、年功序列や就職氷河期に長年企業に勤めていた人には考えられない方向にも働きます。令和の新入社員は『自分が合わない』と考えたら『そんな理由で』と周りが思う理由で、あっさりと辞めるのです。

コロナ禍の4年間が奪った『察する』力

令和シングル~2桁卒の新卒に見られるのが、周りを察する力が弱いことです。これはコロナ禍の4年間、価値観の違う学生と同じキャンパスで暮らすことがなかったという影響もあります。

オンライン授業では同じ学科。小規模大学のゼミのオンライン講座でしたら、わずか数名です。価値観人生観の違う人の意見をくみ取ることもなく、決まった課題に向けて正解を探す日常を送り続けてきた結果が、察しの弱さ、身内意識、特権意識に繋がってしまったのだろうと思います。

では彼、彼女らのOJTはどのようにすればよいのでしょうか。

OJTもFラン化?1から10まで教えることに

令和2桁前後内定世代は、社会に出て自分の成長させたいという人と、世の中に貢献したいという2タイプに分かれています。学生の間に、よい講師やバイト先の上司に恵まれていなかった学生は、社会人としての当たり前が何もできないまま放り出されてしまうのです。


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Z世代は、信じられない話ですが、議事録の書き方、マナー、取引先への挨拶の仕方など、本来なら親が教えることまで先輩が教えないといけません。これをマイクロOJTと言います。

例えば『指示がないのでできません』『言われてないのでやりません』『こんな仕事を僕にさせるのですか』とことごとく口答えしてくる新入社員がいたとします。この手の新卒が抜きんでて仕事ができるかといえば、そうではありません。逆で理屈をつけてはお荷物になっているタイプです。

何故仕事をしなければいけないのか、1から10まで根気よく説明しないといけないのです。令和内定の世代は、社会を動かす一部の人たちを除いてFラン化しているのはおかしな話ですね。

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