全学副専攻制って何?メリット・デメリットは?

全学副専攻は、所属学部以外の専攻を選べる制度です。別名サブメジャー、ダブルメジャー制度と呼びます。就活につなげる意味でも、志望大学に副専攻制度があるかどうかは重要です。


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今回は副専攻制度のメリット、デメリットについて解説します。

副専攻制は、全大学の3割が実施している

副専攻制は、令和シングル現在、全大学の3割が実施しています。早慶、MARCH、日東駒専はもちろん、大東亜帝国でも副専攻を導入しています。

その目的は以下の通りです。

  • 社会に出ると一学部の知識だけでは役にたたない
  • 大学に興味を持って貰う為
  • 社会人向け講座と違う内容を提供したい

学生集めに必死の各大学は、少しでも自分たちの大学に興味を持って貰うだけでなく、より多い講義を受けて貰う為に必死です。そんな中で生まれたのが副専攻制度です。

副専攻制のメリット

副専攻制のメリットは以下の通りになります。

  • 幅広い知識を得られる
  • 全く違う学部の視野から物事をみれるので深い学びが得られる
  • 副専攻の選び方によっては、就活の強みになる

副専攻が盛んに取り入れられるようになったのは、ビジネススクールからだと言います。

ビジネスと言っても、専攻によってマーケティング、ファイナンス(財務)、アカウンティング(会計)、マネジメント、スポーツマネジメントと分野が変わります。将来どんな職業に就きたいか、どの様なキャリア設計をしているかによって、副専攻の選び方は変わります。

では副専攻制度のデメリットは何でしょうか。

主専攻をこなすので精一杯

日本の大学でも徐々に広がりを見せている副専攻制度ですが、まだまだ馴染みが少ない理由として、主専攻をこなし、卒業するので精一杯という事情があります。

特に管理栄養士、栄養士、歯科技工士など、バイトをする暇もなく主専攻のカリキュラムをこなし、難関資格を所得して卒業しなければいけない大学生にとって副専攻制度は、魅力はあってもこなせないものとなります。


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もうひとつのハードルは費用です。
例えば音大の副専攻は、楽器は自己負担になるので、別の専攻を選んだ場合、学費が高くなる上、卒業のハードルは高くなります。

特にFランの場合は『国家資格もしくは公務員試験に合格』し、就職率をあげることが前提です。副専攻選びになかなかつながりにくいかもしれません。思い切って副専攻を選ぶと、就職先の門戸が一気に広がることもあります。

Π(パイ)型人材を輩出するのは副専攻

かつて日本の企業を支えていたのは、I型人材(専門職、職人、開発者)と、彼らの技術を売る営業職でした。現在は、どちらにも満遍なく精通しているΠ(パイ)型人材が企業で好まれます。

副専攻は、ひとつの専攻で見えなかった学びが見えるもうひとつの選択肢です。
是非、志望校のオープンキャンパスで、副専攻制度について聞いてみてください。

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