亀田医療大学は亀田メディカルセンターに就職するための大学でしょうか?

亀田医療大学は千葉県南東部・鴨川市にある亀田総合病院系列の看護大学です。

診療科数34、従業員数3000人、看護婦800人のマンモス病院の系列大学の
付属大学が’12年開学だと聞くと比較的新しいと思うかもしれません。

亀田医療大学は准看護婦学校が前身

亀田医療大学は、看護学部のみの単科大学です。

’54年(昭和29年)に開校した亀田病院准看護婦学校が前身で、
’00年に看護専門学校に改組、’12年にようやく四年生大学として開学しました。

専門学校時代、教員の年齢が高すぎる事と、若手教員の担当科目数が多いことが
問題視され『校歌が先に出来て大学はまだ』という話もあったほどでした。


@twitter.com/kmnupr
大学のシラバスは、基礎看護だけでなく、看護婦として幅広い知識を身に着けるために、
内部だけでなく、外部から赤十字や東大の様なSSランから講師を呼んで、講義をして貰うこともあります。

亀田総合病院が、事業拡大のために、有名な病院から医師をヘッドハントしていたのは有名な話です。
その人脈があるのかもしれません。

看護専門学校を四年生大学に改組しなおした様なものなので、ゼミや研究室はありませんが、
研究ゼミナールという卒業論文を執筆する過程があります。

卒論では、生徒が興味のある看護領域(基礎専門、基礎看護学、成人看護学、高齢者看護学、ウィメンズヘルス看護学、小児保健看護学、精神保健看護学、在宅看護学、地域看護学)を選択。
領域ごとに担当教員が指導にあたります。

亀田医療大学の入試概要

亀田医療大学の入試概要は以下の通りです。
Web出願で、一学年定員は80名。指定校推薦が3割を占めるので、一般選抜か総合選抜の1回目が狙い目です。


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  • 総合型選抜(Ⅰ期:10名 Ⅱ期:5名、Ⅲ期若干名)
  • 学校推薦型選抜(指定校:30名、公募:5名)
  • 一般選抜(Ⅰ期:30名、Ⅱ、Ⅲ期:若干名)
  • 社会人選抜:若干名

総合型選抜と学校推薦は、小論文(60分:Ⅲ期は面接のみ)と面接、調査書です。
一般選抜は、コミュニケーション英語と現国の中からどれか1つが必須。
生物化学、数学のうちどれか1つが選択になります。

では亀田医療大学のメリット、デメリットはどんな所でしょうか。

亀田総合病院に勤務することが前提の大学

亀田医療大学は亀田総合病院に勤務する看護婦を養成する大学と言っても過言ではありません。
高野山大学が、高野山系列のお寺のお坊さんを育成するのと同じ理由です。

奨学金はありますが、亀田総合病院が出すので、亀田総合病院に将来的に勤務することが前提です。
大学時代の実習は、メディアでも度々取り上げられた亀田メディカルセンターで実施されますし、
就職案内も病院側から担当の方が来られます。


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大学の立地は、安房鴨川駅から徒歩15分。外房線、内房線は1時間に1本しかないので、一人暮らしが多く、
交通の便がいいと言い難いのが実情です。

いかがでしたでしょうか。
亀田医療大学は、亀田メディカルセンターに就職する事、国家試験合格後は、
専門学校や短大卒に比べれば月5000~7000円、ベースアップが望めるのが何よりのメリットだと思います。

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