米国のFラン・コミュニティカレッジって何ですか?


海外にもFランはあるのでしょうか、Fランはあります。

米国のコミュニティカレッジは日本の全入Fランにあたります。日本のFラン生が勉強したくない、友達と同じ大学に行きたいから行ったというのとは事情が違うようです。

コミュニティカレッジって何?

コミュニティカレッジは、公立二年生なので原則誰でも入れます。コミュニティカレッジの特徴は以下の通りです。

  • 学費は年間5000~1万ドル(57万~120万)と安い
  • 高卒および、高卒学力認定試験を受けた人は誰でも入れる
  • 学生の平均年齢はアラサーなので浪人生でも引け目がない
  • 四年生大学編入コースと職業訓練コース2タイプに分かれている

シカゴで地域住民の為に開かれた教育の場として1901年に開校したコミュニティカレッジは戦後、退役軍人の教育に大きく貢献しました。

現在は専門職大学と、専門学校、Fランのいいところ取りをした構成になっているのがコミュニティ・カレッジです。

経済的事情で四年生私立大に行けない学生や、結婚した後にもう一度学びなおしたい人への学びの場所であると同時に職業専門学校の役割も果たしています。

コミュニティカレッジの生徒全てがリベンジ組じゃない?

こんなことを書くと『Fランに1年だけ通って後はコミュニティカレッジに行けばリベンジできるかな~』と考えているFラン生は多いと思いますが、所詮米国の大学です。

自分で努力しないと結果はなにもでません。

大学選びを間違えると職業訓練と地域密着型の専門学校まがいのコミュニティカレッジになってしまいます。
仮に卒業できたとしても修士号貰えればよいほうで、就活の何の役にもたたないという踏んだり蹴ったりになります。

こちらの動画で言うところの3,4、6のタイプにあたるのがガチFラン生にあたるのではないでしょうか。


4大編入コースの学力もコミュニティカレッジ次第です。
コミュニティカレッジでGPA (Grade Point Average=成績評価値)がオールA(90点台)だった人でも、4年生に入った途端、Cランク(50点~60点)と落第寸前に落ち込むことがあるのです。

米国の大学が入りやすく卒業するのが難しいと言われる所以はここにあります。

日本のFラン生は恵まれている?

米国ではコミュニティカレッジに通う人は経済的事情や学びたくても学べなかった人が通う場所になっています。

寮や安アパートもないので車中泊している生徒や教会の施設で寝泊まりしてコミカレに通う人もいるのです。

それに比べて寝ていれば単位も貰えるFラン生は恵まれているのではないでしょうか。

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