柴田学園大学（旧：東北女子大）の男子入学者4人なんですか？

柴田学園大学は、青森県弘前市にあるFランです。’20年度まで東北女子大という四年生の女子大でした。

東北女子大が’21年度から共学化した事で青森県の大学全てが共学化しましたが、初年度の学生78人のうち男子学生は4人しか居なかったそうです。

柴田学園大学の沿革、学部、入試概要、校風はどの様なものでしょうか。

柴田学園大学は裁縫学校が前身

柴田学園大学は1923年に開校した弘前和洋裁縫女学校が前身です。1950年に東北女子短期大学となり、1969年に四年制女子大になりました。

学部は家政学部1つの単一学部でしたが、’00年に入ってからは情報コース、栄養教諭コース、保育士コースとコースを新設。

’10年に大学校舎を改築し、’20年に男女共学化となったのです。Fランあるあるの『女子大から共学化』です。系列の学校がある所も京都文教大学の例と同じです。

学校法人名・柴田学園の名前の由来は、初代学長の柴田やすさんから取ったそうです。昭和初期、弘前で初めてタイプライター教育に力をいれた功労者として知られたそうです。

柴田学園大学の学部構成は単一学部で２つの学科があります。

生活創生学部（健康栄養学科、こども発達学科）
健康栄養学部の管理栄養士合格率は目覚ましく、合格率は3年連続100%と言われています。

柴田学園大学の入試募集要項は以下の通りです。

柴田学園大学には、付属の高校があり内部から上がってくる学校選抜が大半を占めます。その他の生徒を総合型選抜、一般選抜、共通テストで取るという仕組みです。

学校推薦は、健康栄養学科は面接と調査書でOKですが、こども発達学科は小論文と面接となります。

気になるのが学科ごとの就職先です。

管理栄養士の資格を身に着けた先輩たちの就職率は、大学のHPを拝見すると9割を超えていますが、その大半は病院、ドラッグストア、学校の給食室である事が判ります。

一般企業への就職先もありますが、その殆どが管理栄養士としての資格を活かせないサービス業であることも判明しています。

保育士、小学校教員免許が所得出来る、こども発達学科もそうです。
学校以外の就職先ですと、やはりサービス業、運輸業が多いのが目立ちます。地方Fランの就職活動は甘くありません。

柴田学園大学は地元密着で資格を活かして地道に就職したいFラン女子には向いている大学だと思います。