Fラン卒60社落ちたサエない就職浪人寸前が活躍・漫画『SWEET DEAL』が気になる

Fラン卒60社就職面接に落ち、彼女いない歴=年齢、就職浪人寸前の主人公・江波和樹(えなみかずき=通称えなり)。

ケーキ作りが趣味で、歴代ジョジョの様なドレッドヘアに強面の面接官兼上司・相田光央とタッグを組み不動産にまつわる難題を解決していく漫画が爆受けしています。


@twitter.com/pamvary

作画は『北斗の拳』の作画・原哲夫氏のアシスタントを長年務めていた、鍋谷 咲花(なべや・さきはな)さん。
原作はYoutubeでも話題の「不動産Gメン滝島」こと、光文堂インターナショナル代表取締役・滝島一統。

不動産の錬金術師と共に仕事をする羽目になった、Fラン卒生の行方は、どんなものでしょうか。

漫画『SWEET DEAL』って何?

Fラン卒のえなみ君の自己PRは、明るい、真面目、素直だけ。唯一持っていた資格は宅建。

唯一の資格を頼りに受けた61社目が、謎の不動産会社KBDインターナショナル。
ケーキ作りが趣味で、歴代ジョジョの様なドレッドヘアに強面の面接官・相田光央は、えなみを採用。あまりに突然で、えなみ君は仰天してしまう。

何のとりえもない陰キャ彼女なしのFラン卒が、百戦錬磨の相田さんの元で
シゴかれるという、一歩間違えると『これってブラックじゃん』という内容の漫画なのですが、
これがまた面白い上に、相田さんが、えなみ君をドSながら教育している所もツボなのです。

Fラン卒だとバカにせずに教育してくれる上司

第一話は、えなみ君が、相田さん手作りのチーズケーキを面接で出されて、
採用される所から始まります。

えなみ君の最初の業務は、同じエリア内で契約が決まっている『終了物件』と
まだ残っている『在庫物件』をネットと電話確認で調べるというもの。

電話帳並のブ厚い資料を渡されて、げんなりするえなみ君ですが、
そこには相田さんならではの目的があったのです。

えなみ君が見つけたクライアントで、田中伊知郎という定年退職した男性が来ました。
退職金を分譲マンションの不動産投資に充てたのですが、現在の入居者は1人。
毎月60万の赤字で、貯金を崩すはめになっているというのです。

そこ相田さんは、クライアントが提示した希望家賃表をえなみ君にみせました。
えなみ君は即答で『相場より2万以上さげないと入居しない』と答えたのです。
相田さんが、えなみ君に資料を渡し、物件の確認をさせた理由は、ここにありました。

相田さんのやることは破天荒ですが、えなみ君をFラン卒とバカにしないで、
人として教育してるのですね。


@twitter.com/okaruhao
このままでは破産だというクライアントを前にして相田さんは
『今のままの家賃を維持することを約束しますので、政策金融公庫から500万借りてください』
と、度胆をぬく提案をします。

一家離散よりマシだと考えたクライアントは人生の賭けにでるつもりで、政策金融公庫から500万借りることに。

この時の書類作りや、問題となったマンションの下見も重要な役目ですが
それも相田さんは、えなみ君に任せて、自分が最終チェックします。
やり方は手荒ですが、えなみ君を育てようとしてくれますね。

相田さんは何者かが謎

実は政策金融公庫から500万借りたのには理由がありました。

500万はマンションの改装公費に使ったのです。
とはいっても相田さんが既知の友人に頭を下げたので、工賃も原価ギリギリなのが判ります。


@twitter.com/pamvary
古びた外見も塗装で直し、オートロックも照明も総入れ替え。
情報は見た目8割、マンションは住み心地から入ることを利用しての改装工事です。

が、えなみ君は、やはりそこはFラン卒なのか、経験値の浅はかさが出てしまいます。
500万もあるのであれば、100万を広告費に使えばよかったのではないかとか、
最後の入居者を追い出す必要があったのかと、相田さんにたてついてしまうのです。

そんなえなみ君に、相田さんは『だまれ、ばか』とキレてしまいます。

売れている物件は、相場よりも家賃が低く、いい立地に建っているからです。
借り手にとってメリットがなければ、だれも借りません。

えなみ君にとって、相田さんのやることなすことは、わけのわからないことばかり。
相田という名前も本名でないらしく、彼自身の素性は不明。

相田さんが、えなみ君を学歴や資格で判断せずに採用したのは、自身の経歴に所以するかもしれません。


@twtter.com/animemangajp
いかがでしたでしょうか。
作画担当の鍋谷さんの恩師・原さんも絶賛のこの漫画・是非見てほしいです。

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