中堅大を受験するなら医工部を選べ!MEが重宝される理由


文高理低時代が終わり、’20年を境に理系が有利になりつつある大学受験。
その中でも注目を集めているのが、工学部です。

人工知能が学べるAI学科のある大学には応募が殺到していますが、その一方で穴場となっているのが、医療技術者と医師を結ぶ医療工学なのです。

医療工学は体温計からCTスキャンまで

医工学は、幅広い分野に活用されます。


体温計、血圧計、補聴器など私たちが身近に使っているものだけでなく、AED、ペースメーカー、内視鏡、超音波検査機器、CTスキャン、MRI、手術用ロボットアームもそうです。

血管の中に入れるステント、カテーテルも医工学の中に入るので、医工学なくして
現代医療はありえないと言えるでしょう。

臨床工学技士(ME)って何?

医工学部で所得出来る資格の1つが臨床工学技士(ME)です。
1988年(昭和63年)に確率した比較的新しい資格で、それまでは最新鋭の医療機器の点検、保守整備は医者や看護婦が、専門知識もないまま行っていたのです。

ちなみに最新鋭のCTスキャンマシンは9億円。MRIは12億円します。
手術用ロボットアーム『ダビンチ(ロボスタ)』は2億7千万もする代物。

これらの機材を適格に医療現場で使用して貰う為の点検、医師へのアドバイス、
技術者への提案、研究開発を行うのが医工学に通じたMEなのです。

滑り止めはどの工学部を受験する?

医工学部は、工学部の中でも幅広い分野を少しづつ勉強するものです。
材料、電気、情報、生物、そして医療知識が加わります。
同じ医工学部でも学部の特徴や強みとして、以下の様に分類されます。

生体材料(人工臓器など)→工学部材料系や遺伝子工学系
医療機器→工学部機械系、電気系
医療情報(ロボットアームなど)→工学部情報学(ITやAIを取り入れている事前提)

工学情報には、ロボットアームの様な『医療現場の具体的な補佐』のものもあれば、手術や医療データを保管するコンピューターデーターをバックアップする人工知能も必要となります。

工学部や医療系学部もそうですが、実験設備に投資していない大学は、講義や実験内容が乏しくなります。
その為、大学選びを間違えると、基礎工学の講義や授業よりも、つまらないものとなります。

もしも中堅大学で医工学部を受けるとして、Fランで滑り止めを受けるのであれば、
お勧めするのは基礎工学です。

基礎工学は満遍なく授業や実験が行われ、就職の波がないのが特徴だからです。

技術者・IT・AI・医師の橋渡しになる

中堅大の医療系を受験するとしても、朝から晩まで勉強漬け。
入学後も勉強漬けで、研修医となっても給料は20万に届きません。

それならばMEとなり、現場の医師や医療器具技術者、IT技術者や看護関係の人々を支える方がこれからの時代、重宝されるのではないでしょうか。

 

 

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