尚絅大学は定員割れFラン?卒業してもブラック企業しか入れないの?


尚絅大学は熊本にあるFランです。付属幼稚園、中学、高校があり中学、高校から女子高、女子大学のFランです。

定員は各学科70~75名なのですが、毎年ほぼ全員が合格しているので定員の意味がありません。定員割れの噂もある尚絅大学、大丈夫でしょうか。

尚絅大学は熊本にあるFラン

尚絅大学は、熊本藩士の子孫である政治家・佐々友房(さっさともふさ)が、儒教的要素の強い学び舎『済々黌(せいせいこう)』付属の女子高として明治21(1888)年に建てたのがはじまりです。

キャンパスは九品寺と武蔵丘の2つに別れていますが、武蔵丘は現在付属幼稚園と図書館があり、大学と付属中学、高校は九品寺キャンパスに集結しています。

九品寺キャンパスは、JR鹿児島本線 熊本駅下車後、熊本都市バス『中央環状線』03-0、もしくは03-1で『尚絅校』で降りると目と鼻の先です。

尚絅大学の学部構成

尚絅大学の学部は以下の二つです。



現代文化学部・文化コミュニケーション学科
生活科学部・栄養生活学科

生活科学部の方が共通テスト得点率は6割、偏差値も40と高いのに対し、現大文学部はBFです。

生活科学部で所得出来る資格は、Fランあるあるですが、管理栄養士、教員免許などですが、現代文学で所得出来る資格や学べることはどんなことでしょうか。

図書館ツアーが名物の文化コミュニケーション学部

現代文化学部は、SNS、観光、アジア文化、言語の4つの専攻の中から2つを選び、経営学やマーケティングリサーチ、観光、地域貢献につなげるのが学びの目的です。

所得出来る資格でめぼしいものといえば図書館司書で、図書館の蔵書管理や司書の仕事を実際に見てまわる図書館ツアーがこの大学の実地研修の目玉になっています。

バブルの頃には司書は安定した職業として人気がありましたが、本屋の数すら少なっている現在司書の就職先があるのかどうかも疑問です。

尚絅大学の入試概要

尚絅大学の入試概要ですが、

  • 総合選抜(1~3回:現代文化学部のみ)
  • 学校推薦型選抜(指定校・一般・併設校)
  • 一般選抜
  • 共通テスト
  • 社会人選抜、留学生選抜

総合選抜受験の1~2回目はオープンキャンパスでの体験授業が必須です。
配点は体験授業(20点)、面接(30点)、調査書(20点)、自己申告書等(30点)になります。3回目は自己推薦になり、調査書(20点)、自己推薦書(30点)、面接等(50点)になります。出願期間も2月下旬からなので、まだ募集していた場合はおすすめです。

学校推薦選抜の配点は、現代文化学部は、調査書(40点)、小論文(20点)、推薦書(20点)、面接(20点)で、生活科学部は推薦書・調査書(50点)、口頭試問(面接を含む)(50点)になります。

一般選抜では国語と英語のみ

一般選抜では国語と英語のみです。
英語だけ自身があるという人は、英検準一級さえとっておけば満点あつかいされる合格制度があります。もしかすると共通テストをうけるよりずっとお得かもしれません。

尚絅大学のデメリットは

尚絅大学のデメリットは何でしょうか。
強いて言えば地域の女子大なのであまりパっとした所がないという話かもしれません。
サークルの数も少なく、施設も老朽化しているところが多いのが目立ちます。

女子寮もありますが、今どきお風呂、手洗い、洗濯が共同というのはありえない話です。

就職率は9割と公表してますが内訳を見ますと、現代文化学部は卸売と事務職に固まっているのが判ります。大学で学んだことを活かせているのが生活学科なのに対し、現代文化学部はそうでないのが判るのです。

ゼミは成績上位者から順番にいい先生を選べるので当然ながら不公平が生じるのはいう間でもありません。

この大学以外にチョイスがなかった学生は仕方ないかもしれませんが、あと半年猛勉強すればいい大学に入れるかもしれないという方は、勉強することをお勧めします。

 

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