Fランク大学の社会的役割まとめ。Fラン大の存在によって恩恵を受ける人々とは?
多くの人の最終学歴であるにも関わらず、中学校のような授業を行っていたり、学生自体のレベルも驚くほど低いFランク大学。
日本社会ではその存在意義が疑われており、Fランは総合学校へ格下げすべきではないかなどの議論も起こるほどです。
【参考】Fラン大の授業内容
英語 「アルファベットの書き方」「アルファベットの読み方」「be動詞」など
数学 「小数の計算」「分数の計算」「四捨五入」「円の面積」など
参考 : Fラン大学の授業内容に「四捨五入」「アルファベットの書き方」卒業論文は「就職活動で学んだこと」
その上、Fラン大学は私立のため、国立大学に比べると文系でも4年間で200万円以上多くの学費がかかるなど、害悪の極みのような扱いをされることも非常に多いです。
こういったFランの実態を知る人たちからは「Fラン大は世の中から一掃すべき」「Fラン大学に支給されている補助金は撤廃」などといった意見も多く出ています。
このように、「学力がほとんどなくても大卒の肩書きを得られる」こと以外には全くメリットが無いように思えるFラン大学ですが、この世のすべての人にとって存在意義がないのであれば当然この世には存在はしません。
ここでは、Fランク大学の存在によって恩恵を受けている人たちや機関の観点から、Fランク大学の存在意義を考えてみたいと思います。
●Fラン大は日本の治安維持に貢献している
日本中に大学があふれ、ほとんどの人の最終学歴が大卒になった現代の日本。
高卒で社会に出た人間の中にも美容師になるなど立派な志を持っている人も多い一方で、もはや社会にとって害悪でしかない人間も多いです。
例えばキャバ嬢になって30歳を超えて働き口がなくなって生活保護を受給しているタイプの人間などですね。
こういう人間の中には日本の犯罪率を向上させてしまうタイプの人も少なくありません。
そういった「本来であれば大学教育に適さない人々」がそのまま社会に出てしまわないようにするのがFラン大学、という見方もできます。
十分な知識や思考力のない人間が社会に放り出され、犯罪や非行に走ってしまわないよう、いくらかの学費の代わりに大学生という肩書きを与えて4年間問題を先送りにし、その4年間で少々でも教育を施すことで、日本の治安に貢献 しているという見方も出来ます。
ただし、そのような役割を果たす機関がFラン大学である必要はなく、総合学校で十分であるため、Fランク大学は総合学校へ格下げすべきと言われています。
●親の面目を保つことができる
特に地方では、狭いコミュニティの中で生きていかねばならず、人間関係をずっと継続していかなければならない面倒臭い近所付き合いなどが存在します。
そんな時、「息子は高卒なんです」というより、「息子は東京で大学生をしています」と言う方が、親の体面を保つことができます。
他人の目を気にすることはくだらないといえばくだらないですが、周り全てが土着民のような地方在住者では、周りの評価が全て。他人の噂とテレビが唯一の話題という地域もあるくらいです。
そういう意味では、Fランでも大学というだけで多少なりとも親御さんを安心させることが出来ます。
●偏差値が高くない高校が、進学実績を水増しすることができる
ある程度の難易度の高校だと、99%が大学に進学するのは当然ですが、偏差値が低い高校では大学進学率が低いです。
そのような偏差値帯のご子息を持つ中学生の親御さんは、ご子息の進学先を進学実績を参照して決めることが多いです。
そこで、高校側からすれば、大学進学率が高いように見せることができれば、受験生を確保することが出来、定員割れによる経営危機などを避けることが出来る、少なくとも少しは入学者を確保することにつながります。Fランも東大も同じ大学だからできる技ですね。
●文部科学省の官僚の天下り先を作ることができる
日本の官僚組織は偉くなればなるほどポストが減るので、上位のポストへ昇進出来なかった人の取り扱いに困ります。そこで生まれたのが天下りです。
外の準公務員のような組織に出れば「元官僚」というネームバリューも合わせて、権威ある存在としてぴったりなわけです。
その準公務員のような組織の例が大学です。文部科学省が大学に補助金を与えているおかげでFラン大学は存続していますので、Fラン大からすれば積極的に元官僚を受け入れ、高給を与えることで、現官僚で今後天下りしそうな人に「将来の天下り先を作っておこう」という意識を抱かせることができます。
これにより、元官僚の行き場及び高給の確保、Fラン大の経営者の補助金獲得が出来ますので、これらの人にとってはFラン大学はなくてはならないものです。
●Fラン大経営者による収益源の確保
上記に関連して、Fラン大経営者はFランの学生からも収益源を確保することができます。
バカな学生にはまともに教える必要もないので、そこそこの教授を連れてきて、適当に授業をさせても、Fラン生にとってはちんぷんかんぷん。
Fラン大生は大金を授業料や入学金として払ってくれるので、このように安く授業をパッケージングして売るという方法で収益をあげることができます。
●大学院生にとっての就職先の担保、及び大学教授を簡単に名乗ることができる
東京大学の大学院生の間でよくネタに上がる話題として「Fランの教授になれば研究も楽で時間があるから旅行も行けるし、給料も十分にもらえるし、うまくやれば頭がゆるい女子大生と中出しセックス出来るw勝ち組すぎワロタwwww」というものがあります。
これに代表されるように、数少ない教授職のポストをFラン大が増やしていることで、大学教授を目指す人にとって就職しやすい環境を作るだけでなく、大学教授という身分を使って甘い汁を吸う人生を送ることが出来るようになります。
実際、Fラン大学教授にもかかわらず、大学教授としてバラエティ番組に出てブランディングしている人間もたくさんいますよね。
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