Fラン卒業生でも海外で就職? 世界で働くための条件とは (前半)
日本を飛び出して海外で就職、世界をまたにかけてバリバリ働く…というといかにも高学歴、頭の良い人というイメージがあります。特に日本は労働市場がほぼ自国内で完結していることもあり (海外コンプレックス・英語アレルギーも手伝って)、「海外で働いている」というと「他の人とは違う」「格好良い」という印象を抱くのではないでしょうか。
自分の国の中でもまともな就職先がない (参考 : https://f-ran.com/jobhunting/f8-1/) Fラン大卒業生にとっては夢のまた夢…だと思っていたのですが、管理人の友人 (大手商社勤務) の紹介で「Fランク大学卒・海外就職」を果たした方と知り合うことができました。
以下はその方から寄稿いただいた「Fラン卒でも海外で就職し、人生を逆転する方法」の転載です (読みやすさのため一部文体や章立ての変更を行っています)。
(Fラン大学生が海外留学を行って学歴ロンダリングを行う方法はこちら : https://f-ran.com/solution/f7-8/)
●英語はどうする? Fラン大学生でも海外で仕事できるの?
はじめまして。今回は私の経験にもとづいて、皆さんにFラン卒でも (私は東京にある偏差値35の某有名Fラン卒業生です) 海外で就職してバリバリ働く方法をお伝えしたいと思います。
ちなみに私は東南アジアであるスタートアップ企業に就職し、その後2度の転職をして今ではイギリスの貿易会社で働いています。
海外で働くというと「英語がペラペラ」というイメージがあると思いますが、いわゆるFラン大学生のご多分にもれず、私も中高大と通してまともに英語の勉強をしたことはありませんでした 。
私なりの「海外で働くために本当に必要なこと」があるのですが、それは後ほどお話しするとして、まずは海外就職のために英語がペラペラである必要はない、ということをまずお伝えしたいと思います。
といっても、いきなりアメリカやイギリスの大きな会社に就職したいのであれば、もちろん高い英語力が求められるのですが、実は東南アジアや南米・アフリカといった発展途上国ではそうでもありません。世界のあちこちから旅行者や起業家が集まっていて、たしかに共通の言葉は英語になるのですが、みんなお互いにカタコトなのが当たり前なのです。
それこそ海外ドラマで見るような流暢な英語である必要はなくて、私も就職した当時はジェスチャーをおりまぜ、時には紙に図を書いて、辞書をひきながら話すことも多かったのですが、それでも上司や同僚に嫌な顔をされることはありませんでした (同僚はヨーロッパ人や現地人で英語が母国語ではない人達ばかりでした)。みんな言葉がスムーズに通じないことが前提だと分かっていて、むしろ英語ができないからといって恥ずかしがったり、言いたいことを言わない方が迷惑のようです。
●なぜFラン大学生でも海外で就職できたのか
私は旅行が好きだったこともあって、大学四年の夏休みにバックパッカーとして東南アジアを周る旅をしました。その時にクラブ で、現地で働く日本人に知り合ったのが海外就職のきっかけでした。転職を繰り返して旅をしながら働くような人で、私もそのスタイルに憧れて、卒業したら雇ってくれませんかと頼みこみました。
正直英語もほとんどできないし無理かな…と思っていたのですが、その日本人Sさんはすぐに「いいよ、社長に聞いてみるけどまずは1週間くらい体験していったらどうかな」と言ってくれ、次の日の朝には「昼から来れる?」という電話をもらいました。そういった判断がすごく早いところところも、すごく自分の性格に合っていました。
Sさんが働いていたのは現地で配送業を行う会社 でした。ちなみに社長の英語はひどいフランス語なまりで、はじめて聞いたときは正直「勝った」と思いました笑。私はさっそくSさんについて、現地人スタッフの管理をする仕事をさせてもらうことになりました。
一週間仕事をする中で困ったことはたくさんあったのですが、英語レベルの低さでどうにもならない…ということは一切ありませんでした。むしろ身ぶり手ぶりや図を使ってでも伝えようとする、積極さの方が大事だったように思います。
あとから分かったことですが、途上国では日本のように就職業界が発達しておらず、人を管理する立場の人材を探すのがとても大変なのです。もちろんSさんの紹介ということもありましたが、社長が言うには「日本人だから大丈夫だろう」とのことで体験就職をさせてもらえたようです。人にもよりますが、日本人は勤勉で教育レベルの平均も高い、というイメージがあるようです。私の通っていた大学のレベルを知ったらそうは思わなかったでしょうが笑、Fランク大学生が海外に行くことのメリットのひとつかもしれません。
●海外の企業での仕事と生活
海外で働けている、ということが嬉しくて、とにかく一週間の間はバリバリに働きました。今から思うと私の英語はほとんど通じていなかったのでしょうが、そのぶん体を使って頑張りました。わざわざ現地人スタッフが運転するバイクの後ろに乗って直接付いていき、社長やSさんが教えてくれた仕事を教えこんだりしました。
そういったガムシャラさを評価してもらえたのか、体験就職が終わったときには、社長から「半年後に卒業したらすぐにおいでよ!」と言ってもらえました。ちなみに両親には反対されましたが、卒業までの半年間、毎月地道に電話をして説得して何とかオーケーをもらえました。
卒業・就職してからの、東南アジアでの生活は非常に楽しかったです。もともと旅行好きだったこともあるのですが、短期間の旅で体験できるものとは全然違った体験ができます。ホテルに泊まって旅行者向けのレストランに行くのではなく、自分でアパートを探して地元の食堂に行き、現地人スタッフと一緒に遊びに行く…ということはただの旅行では経験できなかったことです。
最初は水や食事の違いでお腹を壊すことも何度もありましたが、三ヶ月くらいで体が慣れて強くなったのか笑、今ではあまり風邪もひかなくなりました。
英語もそこで仕事をしているうちに徐々に覚えました。ちゃんとした勉強をしたわけではないので、文法ができていない汚い英語なのですが、仕事では通じさえすればそんなに困ることはありませんでした。とは言え格好良くはないので、最近少しずつ勉強し直しています笑。
英語についてもそうですが、大事なのは「できるまでやる」ことだと思います。色々と日本とは勝手の違うことがありましたが、それで自信をなくしたり諦めたりせず、ひたすらトライする積極さがあれば大体の仕事は何とかなったように思います。逆に言えば今まで勉強してこなかったFラン大学生でも、これからの頑張りしだいでチャンスはいくらでもあります。
結局その会社では二年間働いて、その後同じ国の別の会社で三年間、それからそこで学んだ貿易の手続きの知識などを活かして、今ではイギリスの貿易会社で勤めています。これからそういった経験を通じて分かった「(Fラン卒業生でも) 海外で就職するために必要なこと・働く上で気を付けること」についてまとめたいと思います。
(内容が長くなりますので前後半に分けております。後半はこちら → https://f-ran.com/jobhunting/work-abroad-2/)
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