防災士を取れば就職に有利といわれますが、防災士は役に立つのでしょうか?

Fラン大学の資格の定番といえば、教員、司書、看護師、保育士ですが、ここ数年、防災士を挙げる大学も出てきました。防災士を所得すれば、それだけで就職につながるのでしょうか。

防災士は、既に持っているキャリアもしくは、他の資格とつなげてこそ活きる資格なのです。

防災士って、どんな資格

防災士は、’03年に設立された民間資格で、年間1万人以上合格者が出ている資格です。
’95年(平成7年)に起きた阪神・淡路大震災が、きっかけとなり設置されました。

防災の基礎知識を持つ人を増やすことで、未曾有の自然災害や事故への備えにつなげるというものです。

防災士の資格の特徴は以下の通りです。

  • 更新の必要がない終身資格
  • 中学までの義務教育を受けていれば受講年齢、性別制限なし
  • 免許試験と同じ合格率で、合格率8~9割
  • 31の府県、64の自治体、32の大学に防災士養成研修講座がある
  • 防災士養成研修講座を受けた後、試験を受ける
  • 試験は過去問丸暗記でほぼ合格する
  • 試験合格後は、救急救命講習を受ける
  • 他の資格+アルファで持っておくと活かされる

防災士は、企業の危機管理担当者、介護施設の責任者、町内会の見回りのおじさん、保育園の園長さんまで、幅広い方が『いざという時の備え』で所得している資格です。

どの会社や施設にも、年に2回、避難訓練はあります。その際に防災士の資格所得で学んだ知識は活かせます。

では防災士の資格所得にかかる費用は、どれぐらいなのでしょうか。

防災士の資格は学生のうちに取れ、その理由

防災士の資格は学生のうちに取っておくことをお勧めします。
理由は2つ、終身資格であること、もうひとつはお金がかかるからです。

防災士の資格所得にかかるお金(一般向け)の内訳は以下の通りです。

  • 防災士研修講座受講料:53900円
  • 防災士資格取得試験受験料:3000円
  • 防災士資格認証登録料:5000円

合計61,900円、社会人になってから薄給から捻出するのと、親に『学費の一部』といって
出して貰うのでは雲泥の差です。

ちなみに研修講座は一般向けは、日程が発表されたらすぐに埋まってしまいますが、
学生はその点有利です、学割(25歳以下)だと研修講座が30500円と割引になるので、総額38,500円です。

看護、介護系学部の方は、防災士になるための救急救命実習もできますので、
この点も一般向け講習に比べて有利に働きます。聖泉大学の様に、看護と防災を組み合わることもできます。

いかがでしたでしょうか。
『防災士って単体じゃ就職に有利でもない』と侮ってはいけません。

今ある資格と組み合わせてこそ活きる資格なので、是非、学生のうちに、親にお金を出して貰い取りましょう。

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