Fラン大の学生でも地銀に就職できますか?地銀就職に成功する具体的な戦略について

銀行就職希望のFランク大学生は非常に多いです。

大手の質問サイトを見ても、非常にたくさんのFラン生が「銀行に入れますか?」という質問をしています。

自分は1週間前にとある事情で大手の銀行員になりたいと思いました。けれども自分は先ほど述べたとおりFラン大学であり、早稲田大学慶應大学一橋大学の人と同じ土俵に立ってしまったら学歴の差で落とされてしまいます。

銀行員就職について(Yahoo知恵袋)

Fラン大学が銀行に就職するのは、無理がありますか?
また、それでも就職するためにはどのような資格などがいりますか?

Fラン大学が銀行に就職するのは、無理がありますか?(Yahoo知恵袋)

Fラン生です。
就活は銀行を志望していますが、
内定を貰うことは可能でしょうか?

Fラン生です。就活は銀行を志望していますが、内定を貰うことは可能でしょうか?( Yahoo知恵袋)

しかしながら、メガバンクなどの大手の多くは学歴フィルターがあり、Fランク大学の学生のエントリーシートが通ることはほとんどありません

非常に残念ですが、三菱東京UFJ銀行(三菱UFJ銀行)、三井住友銀行、みずほ銀行などを志したFラン大の学生は漏れなく撃沈しています。

しかしながら、地方銀行、いわゆる地銀であれば可能性があると感じるのか、Yahoo知恵袋にも下記のような質問が投稿されたりしています。

Fランク大学の3年生です。地銀に就職したいのですが、Fランでも就職可能な地銀はありますか?

また、地銀に就職したらその地方でのヒエラルキーでは最上位なので社会的地位も保障されてFランなんてバカにされなくなりますよね?

Fランク大学の3年生です。地銀に就職したいのですが、Fランでも就職可能な地銀はありますか?

この地方銀行就職はFランク大生には非常に関心のある質問のようです。実際、Fランの学生でも地銀に就職することは可能なのでしょうか?

回答します。Fランク大学の学生でも地銀就職は可能です。

ただし可能とは可能ということであって、誰でも出来るということでは無い点には注意してください。

理由及び入る方法について解説していきます。

●実際にFラン大学の就職実績を見ると地方銀行に就職している人が存在している!

まずは可能性を知るために、地銀就労者の出身大学を確認してみましょう。

第一地銀(各都道府県に密着した有名地銀)である七十七銀行(仙台市)の2017年4月入行社の出身大学を例に以下確認してみました。

●七十七銀行の入行者の出身大学(2017)

見て分かる通り、Fランク大学出身者が一橋大学や慶応義塾大学などの一流大学出身者と一緒に入行することに成功しています。

その中でも地元仙台のFランがちらほら見られることがわかります。

地方の企業は不人気で都会から学生が集まらなかったり、Uターンの高学歴学生が就職しなかったりする可能性もあるので、念のため都心にある地方銀行である横浜銀行の入行者の出身大学も確認してみます。

なお横浜銀行は地銀の中で規模第1位を誇る地銀の雄です。

●横浜銀行の入行者の出身大学(2017)

日本中の様々な地域から、相当数のFラン学生が入学している事実が分かりました。

横浜銀行にFラン大生が入行出来る以上、それよりレベルが低い地方銀行や信用金庫などにFラン生が入ることはもちろん可能だと言えるでしょう。

Fランの皆さんも、努力次第で地銀に入れるということです。

●なぜ銀行は優良企業なのにFランの学生を採用するのか:

大きく2つの理由があります。

1つ目は、地方銀行にとって大学はお客様だからです。

地方銀行は必ず地元の学校法人と取引をしています。

大きな学校になると融資量も預金量も一般企業とは桁違いです。

大学は数千〜数万人の学生が在籍していますが、同じ規模の企業など超大手くらいのもの。

地方銀行にとってどれだけ大学が大きな取引先か分かると思います。

当然、取引先との関係を良好にするため、取引先のFランの学生のために採用枠を作ってあげたとしても合理的といえるでしょう。

また、地銀は「地元密着」とアピールすることでメガバンクのような都市銀行と差別化を図っていますから、東京や関西の有名大からばかり採用しているようでは地元経済界から反発を受けてしまいます。

地方には優良大学は駅弁と宮廷くらいですから、地元枠を作ると多くの場合地元のFラン私立も採用枠に入ってしまうのです。

2つ目は銀行には一般職の採用があることです。

一般職とは事務員や受付の行員のことで、多くの場合女性です。

これはそんなに難しく無い仕事なので、Fランの学生でも無難にこなすことができると考えられています。

また、Fランの新卒一般職女性は、出会いが少ない総合職銀行員男性の結婚相手候補にもなります。

先の横浜銀行の就職実績を見てみてください。非常に多くのFラン女子大学が含まれていると思います。

●地銀に入るためにとるべき具体的な戦略:

地方銀行に入行するためには Fランの皆さんは具体的に何をすればいいのでしょうか。

まずは学内推薦を取ることが重要です。自分の所属するFラン大学と取引関係のある銀行に入行したい場合、Fラン大学側で推薦枠を持っている場合があります。

これを得るためには、Fランでも真面目にコツコツ勉強し、良い成績を取ることが重要です。なるべく真面目に勉強しておくようにしましょう。

また、上述したように、あなたが Fラン女子であるならば一般職で受けてみることも競争相手のレベルが下がるので良いと思います。

次に、かたっぱしから地銀を受けることが重要です。就活は数撃ちゃあたる戦略が非常に役に立ちます。失敗した場合、それを次に活かせるからです。

ラッキーなことに地銀は国内に100行以上、信用金庫や信用組合も含めれば400行以上あります。

有名な銀行だけ受けるのはもってのほか。それは実力のある有名大生の戦略です。

有名大生と張り合うためには、とにかく数を受けまくって実戦経験から地銀就活の攻略法は自分なりに作っていくことが大事です。

同時に、入りやすい地銀を受けることも重要でしょう。

地方に行けば行くほど難易度は下がりますし、また自分の出身地だと厚遇される可能性が上がります。

あとは銀行業務に関して具体的なイメージを持っておくことも重要です。

多くの学生は銀行の業務について詳しく無いので、これがあるだけで大きな差別化ができます。事前に銀行業界研究の本を読み勉強しましょう

また、皆さんは銀行は個人用の窓口のイメージを持っているかもしれませんが、銀行の一番の仕事は企業相手へのです。

つまり、色々な企業に関して詳しくなり、その企業にお金を貸して良いのか判断できる能力が必要です。

その意味でも々な業界の本も読んでおくと良いかもしれません。

あとは論理的思考回路があれば地銀就活生としては十分です。

上位大学の学生と対抗出来るくらい論理的思考回路を鍛えるためにはこういった本は絶対読んでおいた方がいいです。

論理的思考回路系の本で一番読みやすく、これ一冊で十分だったので、東大卒の筆者もコンサルを受けるために読みました。

●参考:入りやすい銀行の区分分けについて詳細:

ひとくちに銀行といっても色々な種類があります。

詳細まで勉強したい方のために、いわゆる銀行の分類についてレベル・知名度順に解説していきます。

①『都市銀行 (メガバンク)』

大都市、つまり東京や大阪に本店があり、支店をあちこちに展開している銀行です。いわゆる全国区の銀行ですね。

みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行が3大メガバンクと呼ばれ、加えてりそな銀行・埼玉りそな銀行が数えられることが多いです。

他にも最近増えてきたネット銀行なども分類上はこの位置づけになります。

就職に関していえば、こういった銀行は全国の金融系に進みたい学生たちにとっての最高峰であり、Sラン・Aランの学生たちがひしめきあう激戦区です。

残念ながらFラン学生は諦めた方が賢明だと思います。受けてみるだけ時間のムダです。

②『第一地銀』

地銀、といって一般にイメージされるのはこちらですね。ほとんどの都道府県ごとにあり、地方の主要都市に本店を置く地域密着型の銀行です。

全国に60行近くが存在し、金融系に行きたいけど地元がいい、という学生たちの憧れです。

ここに就職できれば地元でも胸を張れること間違いなしですのが、やはり競争率は高いです。

というのも、「地方から都心の一流大学に行き、就職で地元に戻ってくる」というライバルが多くなるためです。

地銀としてもそういった学生たちをメインで採用したいので、メガバンよりはずっと優しくなりますが、なめてかかっては痛い目にあいます。

とはいえFランからでも可能性はあるので、しっかりと戦略を立て頑張って欲しいです。

③『第二地銀』

地方銀行ではあるものの、有名ではない銀行のことです。

と言うのも、第二地銀と呼ばれる銀行は主に企業相手の商売を行っており、一般の消費者からすると少し影が薄くなってしまいがちなのです。

個人的にはFラン出身で銀行に就職したいのであればこのあたりが狙い目だと思います。

④『信用金庫・信用組合』

こちらは銀行であることには変わりありませんが、より規模が小さくなります。基本的に商売を大きくすることを目的とせず、中小企業が集まってお互いに助けあうことを目的として作られたものです。

もちろん就職先としてはより優しくなりますが、ネームバリューを求める場合、名前でメジャーでないのがすぐ分かってしまう点が少しネックですね。

とは言え単純に銀行業務に憧れているのであれば、ここを中心に就活を行うのが一番賢い選択と言えるでしょう。

●Fラン生が地方銀行に入るメリット:

多分多くの皆さんはなんとなく地方銀行に行きたいのだと思います。

そこで、地方銀行に入るメリットをここで明確に解説します。

地方経済界で最上位のヒエラルキーを誇るのが地方銀行。

それ以上に優良企業・高給を貰える企業はガス会社、電力会社くらい(なお、ガス会社や電力会社は地方中枢都市にしか無い)。

だからその地域では最上級の給料を貰え、周りの人からの尊敬を集め、親も鼻が高く、みんなハッピーになります。

地元に戻ったら英雄扱いでFラン男子であればモテモテですね。

なお金融で働いた経験は、転職にも活かせます。

この文章を読んで「絶対に地方銀行に入るぞ!」とモチベーションをあげ、頑張ってください!

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