新聞奨学生は途中でやめると奨学金おりないのですか?


新聞奨学生制度は学生が新聞配達する代わりに、新聞社が学費だけでなく奨学生の家賃・光熱費・食費を負担する制度です。学生が卒業までやり遂げた場合、就職推薦状が貰える上、一人暮らしをする為の経済的負担がゼロな所がメリットです。

その一方、挫折すると奨学金は即返納という厳しさやブラック化した仕事ぶりを問題視する声もあります。

新聞奨学生はキツい

新聞奨学生はキツいです。

パンフレットや各新聞社のオリエンテーションでは甘い話が出てきますが9割嘘です。各新聞社の募集要項を見ると未だに以下の様な募集要項が出てきます。

学業と仕事を両立できる
奨学生の労働時間は5時間まで
週1日及び年末年始の休み保障
食費・光熱費・家賃・バイク負担

新聞奨学生の現状と合っているいるのは最後の一行だけではないでしょうか。

蓋を開けるとパン屋の朝番と居酒屋の遅番を合わせたぐらいの辛さが待っていると言っても過言ではありません。

新聞奨学生の一日のスケジュールは、どの様なものなのでしょうか。

新聞奨学生の一日は真夜中にはじまる

新聞奨学生の一日は真夜中に始まります。ほぼ毎日です。よほど親切な配達所でない限り、盆と正月以外ほぼ休みはありません。

真夜中の2時半~3時ごろに起き、配達所に向かいます。
5時半までには朝刊200冊以上を配り終えますが、朝刊200冊の重さはかなりのものです。配達から戻り仮眠した後、朝食を取り大学に向かう頃には満身創痍。

授業の内容は全く頭に入らず眠気と闘う日々が待っています。新聞奨学生は午後の講義やゼミもフルに出られません。
午後3時に夕刊配達の準備をしなくてはいけないので、途中で抜けざるを得ないのです。

午後5時までに夕刊配達を終えると、その後は翌朝朝刊の折り込みチラシの準備をします。その後夕食を済ませると、寝るまでの自由時間は正味何時間でしょうか。

たった2時間です。

たった2時間の間に寮で洗濯、掃除、お風呂に入らなければいけないのです。昭和の苦学生ではないですしやってられません。今は令和です。

翌日の朝刊配達に備え新聞奨学生は午後9時には寝るようにしています。このルーティーンを在学中2年もしくは4年きっちり守り続けられる人が新聞奨学生を続けられるのです。

新聞奨学生のデメリットと奨学金を受ける人の現状

新聞奨学生のデメリットは大学の講義を受けられない事です。

本末転倒な話ですが、新聞配達をこなさないと奨学金が出ない仕組みになっているので、配達をこなした後の学生は気力体力共々くたびれて授業が身に入りません。

その為新聞奨学生は、シラバスの日程が厳しい理系よりも、出れば単位が取れる体力勝負のFラン生か、文系、専門学校生に限られています。

新聞配達で学生生活が食いつぶされるので、サークルや部活など学生生活を楽しみたい人には絶対お勧めできません。大学生活と疎遠になりますし、最悪の場合単位を取る為に別の大学に通わざるを得なくなります。

何故殆どのFラン生は貸予型奨学金に頼るのか?

評価平均3.5以上あり、学校に真面目に言っている苦学生なれば、返済不要の給付型の奨学金を何等かの形で申込む事は可能です。

‘20年4月からは新型コロナウィルスの影響で進学が困難になった生徒の為に給付型奨学金の道も開けてきました。

Fランク大学生でも奨学金をもらうことは可能か?利用できる奨学金や借りる際の注意点は?

Fラン生が以前として貸与型奨学金しか申込めない理由は、真面目に学校にいかなかったツケかもしれません。Fラン生が利用できる貸与型奨学金は数多くありますが降りるかどうかは努力次第です。

無論卒業まで努力し新聞奨学生を務める学生がいるからこそ、新聞奨学生は現在も続いています。その一方で挫折する生徒も多いのが現状なのです。

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