会社にも偏差値?組織偏差値って何?良い会社を見分ける指数があるらしい
組織偏差値(エンゲージメント・レーティング)という言葉を聞いたことはありますか。
組織偏差値は、企業の実態、将来性を現わす数字です。
業績、求人広告の内容が良く、就職四季報で問題なさそうでも、入社すると危ない会社が判るのが組織偏差値です。
組織偏差値は、どんなものなのでしょうか。
組織偏差値って何
組織偏差値は別名・エンゲージメント・レーティングと呼ばれています。
企業コンサルを手掛けるベンチャー企業・リンクアンドモチベーション(以下LMI)が作った企業数値です。
’23年5月にはパナソニック・ホールディングスも採用し、
メルカリなど有名企業は勿論、導入企業は国内8000社以上になりました。
組織偏差値で見えるのは以下の事柄です。
- 企業の実態・将来性を表す指標
- 毎年調査が行われ、行われた年度の指標が出る
- レーティングが数字によりAAA~DDの11段階に分かれる
- 労働者から見て、働きがいがある職場である
- 投資家から見て、長期的に潰れる心配がなく成長する会社とみなされる
- 働きやすさよりも、働きがいが判る
働きやすさより、働きがいが判るのはポイントですね。
新聞の求人折り込み広告でも、働きやすい職場ですと書いてありますが、応募してみると、どこがと思う所が大半です。
働きがいは、どの様に調査しているのでしょうか。
社会心理学を応用した働き甲斐調査がある
組織偏差値ではエンプロイーエンゲージメントサーベイで従業員の働きがいを調査しています。
主な調査項目は以下の通りです。
- 社会心理学をベースにしている
- 従業員の期待、総合満足度(仕事、上司、職場、会社)で分析
- 分析項目は64項目と細分化
この結果、会社の一部しか成功体験が共有されないという
問題点も指摘されます。
この会社、何かおかしいというミスマッチを防げるのです。
慶応義塾大学のお墨付き
エンゲージメント・レーティングは、慶応義塾大学の研究のお墨付きです。
組織偏差値(エンゲージメント・レーティング)の高い会社は、
営業利益率があがるという研究結果が出ています。
大学卒業後、やりがいのあることをしてみたい。
就職ミスマッチを防ぎたいという就活生にお勧めです。
組織偏差値の統計は年度によって異なる
組織偏差値の統計は年度によって異なります。
統計し、1年、3年、5年をさらに集計すると、業界の組織偏差値の強さが出てきます。これは高校、大学も同じです。
’23年の統計を例に挙げると、広告、情報通信、不動産、消費者むけサービスは高いスコアをあげています。
しかし製造業、建設、などブルーカラーと呼ばれる業界は戦後から変わらず低いのが判ります。
いかがでしたでしょうか。
組織偏差値は、会社にやりがい、働き甲斐を求める人の為の数値であり、就活をする学生全員向けとは限りません。
OfferBoxの様に登録して自分自身にあう会社を見つけてから、組織偏差値と比べて会社を探すという就活法もあるのです。
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