オンライン授業のパケ代負担!インドネシアの大学が凄い事になってる

Fラン生だろうとSSランだろうと自宅でオンライン授業を受けている時思ったはずです。『授業受けるんだからパケ代大学が払ってくれたらなぁ~』

そんな夢の様な話、インドネシアにあるのです!太っ腹だと思いませんか?

’20年の新型コロナの影響で世界中の学校がオンライン授業を強いられています。
インドネシアでは家にWifiを引いている家は2割弱。殆どの学生は公共wifiとスマホというFラン生よりも酷い通信環境でオンライン授業を受けています。

そこでインドネシア政府は、実質2カ月の通信代として学生には35GB、教員には50GBを無償提供することになったのです。

国が通信費無料負担って超羨ましい限りですが、誰が仕掛け人になったのでしょうか。

2か月分の通信費を国が負担

インドネシアでは、’20年9~12月、小中高大学の生徒に毎月35GB、教員には50GBを『オンライン授業に使用する』目的であれば政府が通信費を無償提供する事になりました。

『インターネット分配助成金』と呼ばれるこの制度は、国内の学校に通っている他、以下の条件を満たしていれば受ける事ができます。

  • 通っている学校、大学が国の助成の対象になっている
  • 助成を受ける学生に学籍番号がある

政府から生徒のスマホあてに助成を受ける事が出来るというメールが送られてくるので、政府から送られてくるメールも保存しておかなくてはいけません。

政府からメールで助成の通達が来てから30日以内に助成申請をしなければ、通信費無償サービスが受けられないのです。

ベンチャー出身30代の閣僚が推進

オンライン事業に使う通信費無料政策を後押ししたのは誰かと言うと、同国の教育文化庁ナディム・マカリム氏(’20年現在36歳)です。

©straitstimes.com

『遠隔授業ではデータ通信料は一番の問題』とし、政府から予算7.2兆ルピア(517億円)をパケ代として引き出した人物です。

若手の閣僚ながら、何故そこまで力を発揮できたのでしょうか。

ナディム氏は’10年にアプリ1つで、バイクタクシー、電子決済、出前、買い物代行など様々なモノ、コトを頼めるアプリ『ゴジェック』を開発。

デカコーン(企業価値100億以上と言われる未上場企業)の1つに選ばれる程に成功させた立役者として大統領が肝いりで入閣させた人物です。

が、そんな人でもインドネシアのオンライン授業のデメリyットを100%解決できたのではないのです。

なぜでしょうか。

僻地ではネット回線すらない?IT系大学でwifiがつながらない

インドネシアでは政府の調査によりますと、全国8万3000地区のうち、7分の1はネット回線すら通ってないのことが判明しています。

マレーシアとの国境にちかい カリマンタン大学でITを専攻する学生は『オンライン授業を受ける為に公共wifiを探そうにもネット回線すら整っていない。』というのです。

’20年4~5月の政府の世論調査では、子供だけでなく大人までも公共wifi電波を探しスマホ片手に右往左往する人が多いインドネシア。
通信費無償よりも回線整備が先決かもしれません。

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