ネットでは龍谷大学はＦラン大学だとか誰でも入れる大学だという中傷をよく見かけます。実際はどうなのでしょうか？

ネットでは龍谷大学はＦラン大学だとか誰でも入れる大学だという中傷をよく見かけます。

しかし龍谷大学の法学部や経済学部は偏差値的に見ても54、55に位置しており平均よりは上位の大学であると思うのですが……実際はどうなのでしょうか？”

引用：龍谷大学はＦラン大学？

これは京都府にある私立大学、龍谷大学についてインターネット上の質問サイトで投稿されていた質問です。

龍谷大学は関西圏では有名な大学のはずですが、実際のところ、Ｆラン大学なのでしょうか？

回答します。

龍谷大学はＦランク大学ではありません。

根拠を下に記載していきます。

学歴を表す大学群は大抵関東のものですが、関西圏の学歴ランクを表す言葉もあります。龍谷大学の位置づけをこの中で見てみましょう。

①京阪神：S〜Aランク
京都大学、大阪大学、神戸大学。関西圏のトップ。関東でいう東京大学、一橋大学、筑波大学のような存在。

②関関同立：B〜Cランク
関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学。関西圏私立のトップ。関東でいうMARCHのような存在。

③産近甲龍：Eランク
京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学。関東でいう日東駒専のような存在。

④摂神追桃：Fランク（Ｆランクの中では上位層）
摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学。関東でいう大東亜帝国のような存在。

この表で見て分かる通り、龍谷大学はEランク大学です。偏差値的にも40〜45程度はあり、名門大学であることから定員割れもありません。

文学部だけが偏差値35程度とＦランク認定されてもおかしくないレベルですが、全体的に大学としての体裁を保っていると言えるでしょう。

なお、知恵袋の質問にある「龍谷大学の法学部や経済学部は偏差値的に見ても54、55に位置しており」というのは間違いです。

科目数を限った入試のため、科目単位で見れば偏差値がかさ上げされて見えることはありますが、実質40〜45程度の偏差値です。

龍谷大学は実は仏教界の東大と言われるほど名門の大学です。1639年、西本願寺境内に設立された学寮を起源とする歴史ある大学で、仏教界で最も偏差値が高いです。

講義日の朝8時45分に法話を聴く集会がある、法話専用の立派な建物もあるなど仏教色も実際に濃く、“実家が寺”という人も結構多く、仏教界で生きていくのであればEランどころかSラン扱いされることもあるかもしれません。

しかしながら入学式や卒業式のような式典はお香の香りが体育館中に充満していますし、入学後、西本願寺で強制的に法話を聴かなければならないなど、否が応でも仏教の世界に染まりたくない人は、注意が必要です。

しかしながら、龍大生の話を聞くと、なかなかぶっ飛んでいる人材も多いようです。

・授業中に牛丼を食べている学生
・水筒に日本酒を入れて講義に持ち込む
・劇的ビフォーアフターの真似をして友達の家を勝手に解体する

Fラン扱いされることも多いのは、面白学生が多いことが所以なのかもしれませんね。