Fラン国際学部は危ない?!Fランで浮かぶ学部・沈む学部


’20年の新型コロナを境に、受験生の志望学部が変わり始めています。
受検制度が変わる事もあり、国際系学部をはじめとする文系学部は、学生に選ばれなくなると言われているのです。

経済、国際、社会系学部は沈む

『経済、経営、商学、国際系学部は沈むでしょう』
そう語るのは駿台予備校研究所の石原健一進学情報事務部長です。

’20年7月、新型コロナの緊急事態宣言開けに同予備校が行った共通テストの分析結果によると、中堅以下の大学で10年以内に激減すると言われているのが経済、国際系、社会学部系である事が明らかになりました。

その理由は以下の通りです。

  • 国際系(外語学科系含む)は留学が必須
  • オンライン留学、ゼミでは単位所得が厳しい学部
  • リーマンショックから10年間『文高理低』と言われていた
  • 学生が自分の学力を客観的に判断できる機会を失いがち

各予備校が模試を定期的に行えず、この様な時期に大学側も受験制度を変える方向に踏み切った為、学生も安定志向に傾いたとも言われています。

’15年~’18年は特に文系有利かつ、Fランにとってラッキーな時代でした。
中堅以下の大学で、国際系、臨床心理系、栄養学系の学科が乱立した数年間だったのです。

ですが’20年4~6月のGDP(国民総生産)が前年比で28%減少。
これは戦後最低と言われ、景気回復までに5年はかかると言われています。

社会としては、資格は持っているが即戦力になりにくい文系よりもピンポイントで即戦力になる理系をとる動きになっています。
’20年以降、生き残れるFランの学部は、どのようなものでしょうか。

Fランで生き残れるのは、目新しい専攻がある工学部

東京五輪以降、Fランで生き残れると有力視されている学科は、工学部と看護学部、介護学部です。
後者2つは、年代を問わず需要があるからです。

工学部が人気が出る理由は、各大学が特色を出し生き残りをかける為に、AI(人工知能)に詳しい人材を育てようとしているからです。

埼玉工業大も、’15年ぐらいまではFランそのもので、やる気のない生徒だらけでしたが、17年に新校舎を設立、最新鋭の3Dプリンターを置き、学内に自動操縦の車を置いて、AI専攻を作った途端、考えられない程、倍率が上がり、学内の雰囲気も変わったそうです。

ただし工学部も学部次第で、就職先が決まります。
医療器具を専門に扱う医用工学に進めば、一生ものの資格を所得し、末永く勤められます。

バイオテクノロジーを主に扱うのは『生物工学』という分野です。

工学部といえば機械、整備、電気工事の3つしか思いつかない学生も多いかと思いますが、まだまだ未知の分野であり、就職先も需要が多く具体化されています。

大学には進学したい、でも具体的に学部は決まっていないという方は、工学部も視野にいれてみてはいかがでしょうか。

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