東大より優秀?エリート官僚を殺害した文教大学准教授の経歴が凄い


文教大学はFランでしょうか?Fランではありません。偏差値40以上の日東駒専以下の名義上Fランであり、大東亜帝国以上です。

その文教大学で’20年、準教授がエリート官僚の奥さんを殺害する事件が起きました。元准教授はどう考えても犯罪をおかす人には見えず、生徒の落胆は酷く、動機は未だ闇の中です。

偏差値で測れない叩き上げ准教授

エリート官僚の妻を殺害した疑いで起訴された、元文教大学浅野氏は岐阜県出身。
一橋大学社会学部卒業後、横浜国立大学大学院で学び’95年に卒業後は法務技官に。法務省職員として少年鑑別所や刑務所職員として勤務。

在職中の’03年に、南イリノイ大学の大学院に2年間留学。被害者支援を研究し、心理検査、心理アセスメント領域、犯罪心理学を主な専攻としていました。

退職後の’07年に文教大学の教員として就任。’15年には人間科学部の准教授になりました。

Fラン生は『一橋だったらMARCHより下の大学』と考えたり『文教大学って名義上のFランじゃん』と考えるかもしれません。それはあくまで偏差値上のことです。

浅野氏が学んだ頃の一橋大学の社会学部は行動科学の第一人者・南博氏が居ました。フラストレーションという言葉を初めて『欲求不満』に訳して日本に広めた人と知られています。浅野氏はここでカナダ人の精神科医アンリ・ベランジェルデ『無意識の発見』に感銘をうけ、心理学や行動科学に影響を受けたのだそうです。

浅野氏が教鞭を振るった人間科学部の臨床心理学は偏差値に関係なく名門とされていて、SSランを卒業後にわざわざ入学、編入してくる学生もいます。

ゼミで寝ていても起こさなかった優しい准教授

浅野氏は生徒に対して優しくゼミが退屈で寝てしまう生徒に対しても『眠くなっちゃうよね』と全くとがめなかったそうです。ゼミの内容は判りやすく人望が厚かったと言います。

浅野氏が精神分析で広めたものとして有名なのがインクのシミから深層心理を探るロールシャッハテストです。

その他にも一枚の紙にHBの鉛筆で家と木と人を描かせて、描いた人の人格を図るという描写法を広めていました。

そんな元准教授の自慢の奥さんがエリート官僚だった妻の法代さん(享年53)だったと言います。

留学時代は米国に連れて行ったほどの愛妻ぶりで、いつも奥さんの自慢をしていた准教授は3人の子供に恵まれ何もいう事はなかったはずです。何故こんな痛ましい事件が起きたのでしょうか。

事件数か月前から別居していた?

浅野氏の奥さんの法代さんは、’19年4月に公務員旧Ⅰ種に合格。埼玉少年鑑別所の統括専門官として勤務するため官舎に入居申請をしていました。

当初は家族全員で入居予定でしたが、浅野氏だけ別居したというのです。

事件は浅野氏が奥さんを庁舎の前で待ち伏せし、切りつけるという痛ましい形となり、浅野氏も事件当初、奥さんを『知り合いの女性』と呼んでいました。

かつての教え子からしてみれば、生徒や心の病に苦しむ他者を救うことはできる立派な准教授であったとしても肝心の自分自身を救うことはできなかったのではないでしょうか。

Fランあるあるで、臨床心理士の資格を所得出来る学部が乱立していますが、この様に偏差値で測れない事件も起きることを心に止めておきましょう。

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