東亜大学って不祥事まみれFランなのに何故潰れないんですか?

東亜学園は山口県下関市にあるFランです。’90年代に比べ入学者数は10分の1以下に陥っていますが理事長は『入学者が5年連続ゼロでも東亜大学は潰れない』と豪語しています。

『危ない大学、潰れる大学』の著者に喧嘩売ってるのでしょうか。

学生ゼロが数年続けば大学潰れるというのは、Fラン予備軍だけでなく
MARCH、早慶、関関同立を受験する受験生一同に考えます。

一般企業なら運営資金が底をつき、融資返済が滞れば、資本金に手を付けるしかありません。そうなると倒産です。

ところが学校法人会計はからくりがあり、新入生ゼロでも『いざという時に現金化』出来そうな資産を持っておけば、やりくりが可能なのです。

何故そのからくりが成立するのでしょうか。

学生10分の1になっても生き残ってる大学

潰れる大学特集で言及される危ない大学の特徴の1つに、
急激に学部、学科、専攻が数年の間に乱立する事が挙げられます。


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山口県下関市にある東亜大学も、’00年前後から学科、専攻の乱立が相次ぎました。
後に統廃合の憂き目を見る経済学部、工学部、通信制学部、法学部が出来たのもこの頃です。

’01年末に教員大量解雇裁判が表沙汰になった事もあり、日本私立学校振興・共済事業団の融資返済が滞った事で受験生からの不信をかい、入学者が激減したのです。

流動比率が100%を切っていた20年前

’02~’03年の東亜大学の流動資産は100%に満たなかったと言われています。
流動比率は流動資産(現金預金と1年以内に現金化できる資産)ー流動負債(1年以内に支払う必要のある負債)×100で出せるものです。

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企業では200%あればよいと言われている流動比率で、100%を切ると電力会社でもない限り、資金繰りに苦しいと言われています。

企業に比べ当座資金に余裕のある学校法人と言えども、各経済誌は『東亜大学は1年で廃校になる』と噂されました。

では東亜大学が生き残れた理由の1つは何でしょうか。

新幹線が開通しなければ潰れていた東亜大学

東亜大学は戦前に下関に土地を購入しており、その後、購入した土地の上を山陽新幹線が開通しました。

学校法人が駅前不動産投資に失敗し多額の負債を抱えている上、学校の授業内容が’21年現在はオンラインで質が向上したかどうかも判別不明です。

教室の中でキャッチボールする学生も

オンライン授業になる前、’16年は学生が激減し最悪だったと言います。

自己紹介文をかけばよいという教員や、講義中はエロ話で終わる教授、講義中にキャッチボールをする学生も居たそうです。

これらが新型コロナを機会に改善されていれば、東亜大学も持ち直すと言われていますが、もしも教員や生徒の態度が悪いままだと、新幹線開通時の資産を食いつぶす羽目になるかもしれません。

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