一宮研伸大学卒業生は殆ど大雄会系列病院に就職するのでしょうか?
一宮研伸大学は愛知県一宮市にある看護系単科大学です。
愛知にある医療法人社団法人大雄会系列の看護大学なので、卒業生の9割が大雄会に就職しています。
1971年に開学した看護系専修学校が母体で、’04年に専修学校は短期大学に改変。
’17年に四年制大学に改変しています。専修学校や短大時代は勉強ができない派手な学生の最後の砦と言われていましたが、現在は変わっているようです。
一宮研伸大学の学部構成と時間割
一宮研伸大学の学部構成は看護学部のみの単科大学です。
看護師と助産師両方の資格を所得することができるので、地元から看護師希望で通う学生が多いです。
時間割は以下の通りです。
実習は基本的に1時~4時までに終わるようにしています(助産婦専攻除く)。
ゼミは少人数生なので、生徒と講師が『何日の何時に開講』と決めることが多く5時限以降に開講することもあります。
- 1時:9:00~10:40
- 2時:10:50~12:30
- 昼休み:12:30~13:30
- 3時:13:30~15:10
- 4時:15:20~17:00
- 5時:17:10~18:50
看護師に必要な単位は126単位で、国家試験対策は学外から講師を招き1年から国家試験対策と模擬試験が行われます。
実習は大雄会の系列病院で行われることが多く、災害指定病院になっているので、奨学金を考慮されている学生さんにとってお得です。
助産師専攻の定員は4名
助産師専攻の選抜は3年後期に試験が行われ、4名選ばれます。もし1名編入があれば5名になります。
助産師の場合看護師より所得単位は多く、149単位で国家試験受験となります。
その他にも継続事例の分娩事例に実際の臨月の妊婦さんの現場に立ち会うため、土日、夏休みも実習に携わらなければいけません。
世の中の学生がお休みになる土日と7~10月は休めないので、バイトもできない。自宅から通う人むけの専攻ということを頭にいれておきましょう。
一宮研伸大学の入試概要
一宮研伸大学の入試概要は以下の通りです。総合型選抜(旧AO入試)はないのでご注意下さい。
- 学校推薦型選抜(専願・併願:Ⅰ期30名、Ⅱ期若干名)
- 一般選抜(Ⅰ期35名、Ⅱ期3名)
- 共通テスト
- 編入学
- 社会人入学
学校推薦型選抜は、調査書、小論文、面接、調査書です。
一般選抜は学力テスト(現国、コミュニケーション英語必須、数学、化学から必須)です。
推薦30名、総合型選抜なし、一般選抜35名って狭き門じゃない、と言われそうですがご安心下さい。
例年の合格者数を見ると推薦型も一般選抜も募集人数の倍以上合格しています。
学校推薦型選抜が1.6~7倍、一般選抜は1倍を切る年度もあるので、併願の望みはあります。
では一宮研伸大学のデメリットは何でしょうか。
就職先は良いが高校の延長
一宮研伸大学のデメリットは強いてあげると原付や自転車で通わないと通うのに不便なことです。
駅からバスは出ていますが雨の日は遅れますし、系列病院のバス停があるので系列病院に通う人も同じバスに乗ります。
学内に生徒用の駐車場はありません。
実習先の病院(主に大雄会)から奨学金を貰っている学生が多く、そちらに就職先が決定する学生が8割です。
系列病院の場合は早い段階で就職面接をうけて内定を頂く学生さんが居ます。
その他では名古屋市立大学病院、愛知医科大学病院、藤田医科大学病院に内定を頂く学生さんがおられます。
専門領域を学ぶのは2年からで実習は主に3年からとなりますが、実習先の移動は公共機関もしくは自転車です。
学生も近隣から通学される方が多く、寮は系列の大雄会から学年ごとに10部屋借りているものが月額2万の家賃で使えるようになっています。
これは遠方から通う人順に埋まるようになっているので希望者順ではないようです。
大学の雰囲気は高校の延長線上という感じで、校舎は短大時代のものを使っているので、新しくはあるものの狭い感はありかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
専門学校、短大時代から就職実績のある大学ですので就職に関しては強い大学です。
次は生徒を惹きつけるための設備投資に期待したいと思います。
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