【学生の親必見】日本の大学の数は800もある!大卒=即戦力じゃなきゃ意味がない理由
日本の大学って800校近くもあるといえば驚きでしょうか。
人口に対して大学多すぎですね。
前の東京五輪(1964年)の頃は『大卒はプラチナチケット』と呼ばれていましたが、
’21年の東京五輪では『大卒次第では紙切れ同然』になってしまいます。
これって一体なんなのでしょうか。
バブルまっさかりが大学のピークだった?
1964年には四年生大学は300校もありませんでした。
進学率は15%、私立に行くとなると裕福なお坊ちゃんというイメージだったそうです。
『半沢直樹』の舞台になった『バブル入行組』の時代(1989年)の日本の大学総数は500校。
平成30年間で300校も大学を作り、2019年(令和元)日本の大学数は800以上に。
ちなみに学生数が一番多かったのはバブル全盛期~就職氷河期をすぎたあたりまでです。
学生が減り、大学全入時代ではないので、滑り止めの大学を受けるのであっても
受検対策を練らざるをえなかったのです。
学生がどんどん減っていくのに進学率は減る一方。
これっておかしくないでしょうか。
大学が増えた理由は専門学校、短大が改組したから
四年生大学が増え続ける背景には以下のことが考えられます。
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- 専門学校、短大の改組
- 運営元の学校法人変更により医療系・福祉系大学になったこと
- 今まで専門学校が担ってきた役目を四年生大学が担うようになった
- 大卒の肩書を社会が必要とするようになった
’95年に3573校あった専門学校は、’21年の東京五輪現在3100校あまり。
これ以上専門学校を減らしてはいけないと業界も系列の大学との連携だけでなく、
専門学校だけでも生き残れるようアピールをしています。
何よりも大きいのは短期大学の改組です。
短期大学は平成の間に250校閉校もしくは改組され、学部編成は大幅に変わりました。
国際学部、美術学部、文学科、英文科、家政学科、音楽家、秘書科など、
かつて人気のあった学部はなくなり、大学を出て即戦力になれる学部を導入するようになったのです。
文部科学省本当に大丈夫なの?
平成の間に300も増えた大学ですが、設置許可をだす文部科学省も黙っていたのではありません。
ペーパー審査で通らないように、平成3年(1991)、平成15年(2003)と2度審査改定をしています。
それでも学校法人側は『既存の専門学校の改組』、『専門職大学の設立』など様々な手段で大学を設立しています。
こんなに大学が多くなると、選ぶ側の学生の目にかかっているとしか、言いようがありません。
受験生に大学選びを失敗しないためには、早いうちから大学選びに興味をもってほしいと思います。
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