Fラン指定校奨学金入学・カツカツな現状が酷すぎる
Fランに限らず大学の募集要項をみると『成績優秀者はランク別奨学金制度を利用して頂けます』と奨学金利用を大学側がやたら勧めてきます。
家計の苦しさと、奨学金制度の条件の良さにつられ、学力と相談した結果『何がなんでも奨学金』という選択肢でFランを選んだ人はどうなるのでしょうか。
Fラン奨学生は遊んでいられない
Fラン奨学生は悪評高い底辺のFラン生と事情が正反対です。元々学力優秀な生徒がわざと入学するのでもありません。
頑張れば大東亜帝国や日東駒専、産近甲龍、関関同立を狙える学生が、家庭の事情で自力で奨学金という名の借金を返済することを考えるとFランを選ばざるを得なくなっているのです。
親に学費を払わせて、大学の必須科目の時間に寝ている人とは違います。
Fラン奨学性のバイトは103万~130万しか稼げない
Fラン生は親の扶養控除に入っている学生さんであれば、年間103万分しかバイトをしてはいけないことになっています。
勤労学生控除を受けたとしても130万が限度です。この中からFラン奨学性は、教材費、スマホ代、昼食代を捻出する必要があります。スクールバスが出ていない所や、大学に駐輪場、駐車場がないFランだと定期券代、駐車場代が負担となります。
親に学費という名の大金を湯水のごとく払わせて卒業させて貰った学生は『そこまでして大学行く必要ないんじゃない』とサラっといってのけるかもしれません。
彼、彼女らは何故そこまでして大学に通うのでしょうか。
大学に行けば就職して親に負担をかけなくて済むという幻想
奨学金制度を利用してまでFランに入学する人の想いは様々ですので、一概には言えません。
大学で就職につながる資格を所得し、何がなんでも就職につなげるハングリー精神の持ち主はごくわずかです。
就職率95%という医療系大学が多々あり、特に歯科系薬学系は就職率の高さをうたいますが、その中には留年率は含まれていないのです。大学入学後に気付き退学するケースもあります。
どうして返さなくていい給付型奨学金に申し込まないの?
奨学金制度には返済しなければいけばい貸与型と、返済不要の給付型があります。
給付型には条件があり、不動産を除く学生本人と生計維持者の資産額の合計が2,000万円未満という条件があるのです。これには車なども含まれます。
親が町工場を経営していてとてもではないけれど大学進学を言い出せず、Fラン指定校推薦で奨学金を申し込んだという話もなきにしろあらずです。
給付金奨学金には段階があり、生活保護を受ける人が一番多く貰えますが、自宅通勤以外の学生独り住まいの給付は最小限。月額の給付額では生活が出来ません。
奨学金を申し込むケースや、組み合わせは様々で一概にはいえませんが、家庭の事情で奨学金を申し込まなくてはいけない学生がいかに大変か、バイトをしても足りないという事情は知っておきましょう。
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