総合型選抜に落ちました・総合型選抜に受かるにはどうすれば良いですか
総合型選抜(旧AO入試)は受験すれば誰でも合格するのではありません。落ちることもあります。
学力試験及び推薦制度だけでは大学側が求める人材を得られないことから、旧AO入試はスタートしました。大学側が求める人材だと判断されなければ落ちて当然なのです。
総合型選抜に落ちるタイプは面接で落ちる
総合型選抜に落ちるのは勉強するのが面倒なズボラな人なんですかと言われると、そうでもないのです。実は総合型選抜で落ちる人の9割が面接で落ちています。
就職で書類選考は通っても面接で落とされたということと同じです。総合型選抜で落ちる人の特徴は以下の通りです。
- 面接対策を塾の先生や友達同士とでしかしなかった
- 総合型選抜の会場に行けば受かると思っている人
- カンペを読むような回答しか面接でできない人
- 学生時代に何の疑問も持たず過ごしてきた人
- 面接官にツっこまれても答えられない人
総合型選抜は、自分の言葉で志望動機を述べ、受け答えすることが求められています。志望動機で間違っても『高校の先生に勧められたからです』だの『貴学の伝統を重んじた教育と社会に貢献する人材を輩出する姿勢に共感し』だの自分の言葉ではないことを、のたまってはいけません。
面接官はその時点で貴方に『不合格』の烙印を押すのです。総合型選抜がⅢ期まであるユルユルのFランであろうとも、カンペを見て話すような受験生が面接に来た場合は容赦なく振り落します。
面接対策はシチュエーションを変えて行う
総合型選抜も推薦選抜もそうですが、面接はシチュエーションや、面接する人のパーソナリティを変えて行いましょう。
学生時代机に張り付いてガリガリに勉強していた人や、一日中高性能なゲーム仕様のパソコンに張り付いてゲームしていた人に比べて、居酒屋で理不尽な客のクレーム対応をしていた学生の方が総合型選抜に受かりやすいのはその為です。
大学側は、学んだことを社会に活かしてくれる人材を育成するのが目的です。
募集人数が少ない大学は危ない?
総合型選抜はどの大学でも採用していますが、よく見ると一般選抜の合格枠が三桁なのに、総合型選抜の募集枠が10人未満という大学があります。
これらの大学には総合型選抜で合格させる学生に以下の特徴があります。
- 大学の看板になるような学生を早めに確保したい
- 教授と相性のあう人材を確保したい
- 上記2つに当てはまるなら学力はそれほど気にしない
そのため、調査書、小論文、面接は他の大学に比べて重視されますが、極端な話、当日面接の担当になった教員、教授次第で落とされる危険性もあるのです。
オープンキャンパス時に、面接に当たる教授が例年誰かのか事前に学生から聞き出すことが出来れば運がよいのですが、なかなかそうもいきません。
総合型選抜を受験する場合でも勉強はしっかりとやる
総合型選抜は、必ずしも全員が合格するために設けられた受験制度とは限りません。不合格になれば一般選抜に気持ちを切り替えなければいけないので、志望校選びとしては『総合型選抜、一般選抜両方受けたとしても合格になる大学か』ということです。
その点では、Fランの一般選抜は対策がしやすいかと思います。
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