【倍率43倍】埼玉工業大はもうFランじゃない!工学部一本になるかもしれない理由

埼玉工業大はFランでしょうか。埼玉工業大は’20年以後Fランと呼べない事態に陥っています。

’17年に工学部のテコ入れを行った埼玉工業大は工学部・情報システム学科にIT専攻を設立。’19年にAI専攻を設立した所、’21年度一般選抜(一般入試)の倍率が43倍に跳ね上がり、補助金がカットされたのです。

やる気なしのFランと言われた埼玉工業大はリーマンショック後定員割れが続いていましたが何が起きたのでしょうか。

AI専攻に1100名の志願者殺到

埼玉工業大は、’17年に大学刷新一環として、『ものづくり研究センター』を設置。3Dプリンターや太陽光発電設備を備えたセンターを建てました。

埼玉工業大学の新しい目玉となるのは工学部情報システム学科です。

’19年にAI専攻(定員40名)を設置した所、681名の志願者が殺到。
情報システム学科の定員は150名、工学部全体の定員が360名。

小規模大学の定員厳格化の基準となる入学志願者数の、1.3倍を大幅に増えた為、私立補助金をカットされるという嬉しい悲鳴が出ています。

’21年度は、AI専攻に1100名を超える志願者が殺到すると見込まれ、一般入試の倍率は43倍とありえない倍率になったのです。

他の大学もITやAIに力を入れ始めていますが、埼玉工業大が何故ここまで注目を集めているのでしょうか。

3年前まで三角関数も判らないFラン生ばかりだった

『3年前まで三角関数も判らない学生ばかりでした』と語るのは、同大学のAI専攻担当の井上准教授。

井上教授は、学長に『これからの時代、大学としての強みを押し出していかなくてはいけない』として、AI研究センターの設置を推奨。

埼玉工業大学の自動運転車は、大学の看板となっていますし、その他にもAIを活用したスマート農業も話題になっています。
工学部全ての学部をリンクさせることで、就職に強い人材を作り出す事が可能になったのです。

井上准教授は、IT専攻とAI専攻を設置した事で学生が変わったと言います。
『講義中は静かに聞いている、終わると質問の列が出来る、1つの質問に答えるのに30分かかる』

こうなると埼玉工業大が工学部一本大学になる日も近いのではないでしょうか。

カンペ持ち込みG検定合格でFラン生はリベンジ可能

’20年10月には、埼玉工業大学の1回生が、G検定に合格しています。

G検定は『人工知能入門検定』で、AIの適切な活用、ビジネス展開が行える力をはかるものです。IT企業が団体受験を展開している注目度の高い検定ですが、自宅受験可能で、カンペが使えるのです。

Fラン生が合格倍率43倍を潜り抜けて入学してきたバリバリのエリートに打ち勝つ為には、自宅でカンペ見ながらG検定に合格する以外、方法はありません。

この資格は受験資格を問わないので、Fラン生リベンジは今の内ではないでしょうか。

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