就職に有利なのはFランか日東駒専の二部かどちらですか?
大学の総合選抜(AO入試)が始まると、受験生が悩むのが志望校選びです。
親の時代は『腐っても鯛』という考えで中堅大学や地元大に行くぐらいなら、
都会の二部(夜間)に行くのがステータスでした。
親もしくはおじいちゃん世代は『浪人してまで親の世代ではSランの二部』に行く人が居たのです。
志望校選びでもしも親から『Fランに行くなら日東駒専の二部に行きなさい』と言われた時の為に、
現在の二部と昔の二部の違いを説明します。
親やおじいちゃん時代の二部は俳優、女優、元総理が卒業生??
親、おじいちゃん、現代の受験生では二部を目指す理由が全く違います。
リアルな志望動機の移り変わりは以下の通りです。
- おじいちゃん(戦後~高度経済成長期)→学費がない苦学生、一部の俳優女優
- 親→腐っても鯛で都会の有名大学に行きたい、昼間通うとマスゴミに追い回される歌手、俳優
- 現代の受験生→滑り止めの落ちこぼれ、昼間働いている学生、社会人
戦後~高度経済成長期は、あっちこっちの大学に二部が設置された為、夜学(二部)出身の政治家もいました。
森喜朗(元内閣総理大臣、早稲田大学第二商学部)、海部俊樹(元内閣総理大臣、早稲田大学第二法学部)など総理大臣になる程の政治家も夜学出身だったことが判ります。
経費節減の波をかぶるのが現在の二部
今の二部はどうでしょうか。
同じ大学の『昼間部の半分の学費』というだけあり、ケチっているところはケチられている実感がわきます。
今の二部は親やおじいちゃん世代と違い同じゼミに、フォロワー10万超えのユーチューバーや女優が居るのでもなければ、政治家の卵がいるのでもありません。
大学としてときめく要素があるのかと言われればそんな要素は皆無なのです。
- 4年間サボれない
- シラバスが詰まってるので科目も講師も選べない
- 就活はヘタをするとエントリーシートで門前払い、インターンシップ全滅
- 同級生が卒業まで残ってる確率は半分
- 学校にあるべきサービス(図書館、学食、事務、体育館うんぬん)は使えない
- 大学のサークルに入れない確率大
卒業証明もしくは成績証明書に『第二〇〇部』と書かれてしまうので、
就職に不利なのです。ほぼ独学で就職先を切り開き就職する学生はわずかです。
学歴フィルターはFランに多いと言いますが、夜学にもあると言っても過言ではないでしょう。
親世代はドラマに憧れて二部に行った?
Fラン生の親世代の間で有名な二部と言えば青学か早稲田です。
文学部の雄としてしられる早稲田第一文学部に合格しなかった溜まり場として知られたのが、第二文学部でした。
早稲田第二文学部を『浪人してでも目指そう』とする予備校を舞台にしたドラマがバブルの時に放映された『予備校ブギ』です。
織田裕二、的場浩司、緒方直人がこういう役をしていたのですね。
Fラン生の親の中には『Fランを受けるなら日東駒専の二部を受けなさい』とアドバイスをする人もいるかもしれません。
ですが親はドラマの中の憧れの世界しか判ってないという事を覚えておきましょう。
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