鶴見大学歯学部って生徒の落差激しいのでしょうか？

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鶴見大学は大東亜帝国以上、日東駒専以下の大学として位置づけられています。
1953年に曹洞宗系列の女子短期大学として創立。

1963年に四年生大学を開学後、学部を増やし令和の現在は、
4年制の文学部、6年制の歯学部、短期大学は短期大学部になりました。
その他付属中学、高校、幼稚園、大学院と社会人向け生涯学習センターがあります。

1日に800～900名患者さんが来院する付属病院で研修を積み、
6000名以上の卒業生を輩出する歯学部は’20年に創立半世紀を迎えています。

平成末期は歯学部の留年率が問題になりましたが、令和の現在はどうなのでしょうか。

鶴見大学の学部構成

鶴見大学の学部構成は以下の通りです。

文学部

  • 日本文学科
  • 英語英米文学科
  • 文化財学科
  • ドキュメンテーション学科

歯学部・歯学科

短期大学部

  • 歯科衛生科
  • 保育科

文学部の偏差値は42と高く、研究科は源氏物語で知られています。


@twitter.com/TsurumiGenjiken
文学部の一般選抜の倍率は2～3倍と高く人気の大学です。
歯学部は付属病院があり、実習先は附属病院になります。

鶴見大学の図書館は歯学部の資料が豊富。

蔵書だけでなく、学内には木彫義歯、歯木、ゴールドダスト義歯など
昔の歯の資料があります。世界最古の入れ歯はツゲの木から作られた日本製ですね。

鶴見大学の入試概要

鶴見大学の入試概要は以下の通りです。
インターネット出願が可能で、支払いもクレカ、コンビニ払いに対応しています。

  • 学校推薦型選抜（公募、指定校）
  • 総合型選抜
  • 一般選抜（個別選抜型）
  • 共通テスト

この他に社会人選抜があります。
総合型選抜や推薦と言えども『面接と書類』で通る甘いものではありません。

総合型選抜はⅠ～Ⅳ期までありますが、Ⅰ期のみ二次試験（一次合格者に対し課題を課し二週間以内提出）があります。
Ⅱ期以降は一次試験（調査書、自己評価書(特技・スポーツ活動等)、基礎学力試験(英文和訳、数学基礎、生物基礎、化学基礎、物理基礎から2つ選択)、面接に小論文を加えます。

安定志向を望む学生は推薦と総合選抜を選ぶ

’22年の受験者データを拝見しますと、学校推薦と総合選抜の合格者数は、ほぼ同じ人数です。
こちらは歯学部の総合選抜の結果です。

©tsurumi-u.ac.jp
一般選抜では、募集人数も増えますが狭き門となっているのが判ります。

©tsurumi-u.ac.jp
文学部の日本文学科の一般選抜は、91人受験して47人合格、11人入学です。
倍率もさることながら、滑り止めに使われているのも拒めません。

©tsurumi-u.ac.jp


@twitter.com/tsurumi_nyushi
毎年夏休み明けには入試の為の小論文講座も開催されています。
志望校選びに悩まれている方、小論文対策に悩んでいる方にお勧めです。

過去問はこちらから入手できます。

進学相談会は4月から

鶴見大学ではオープンキャンパスの他、以下の会場で毎年4月～7月に進学相談会を開催しています。

パシフィコ横浜
横浜　新都市ホール
沖縄(宜野湾)　沖縄コンベンションセンター
梅田センタービル16階【資料参加・歯学部】※要予約

その他にも10月中旬に開催される大学祭「紫雲祭」期間中の個人相談会や
webの個別相談会がありますので参加してみましょう。
では鶴見大学のデメリットは何でしょうか。

鶴見大学歯学部の出欠が超絶厳しい

平成末期に国家試験合格率が3割以下に落ち込んだ鶴見大学は、

かつての名門を取り戻す為に、’17年から入試成績上位30位に奨学金を適応しました

学生の絶対数からみれば上位30人なので『それ以外』の学生の一部は、Fラン生になります。学内に留年組もいれば、同学年からボロボロと同期が落ちこぼれていきます。
言い方は悪いのですが学力の高い特待生に媚を売る学生も出てきますし、国試の過去問欲しさに留年生と表向きの友達になる学生もいます。

国試の為に広く浅くの人間関係を作ると言っても過言ではありません。

鶴見大の歯科部は出席率8割。居眠りしてもいいから出ているのではなく『きちんと出ている』のが前提で講義の出欠は以下の項目がチェックされます。

  • 教科書忘れ
  • （コロナ対策の）体温検温申告忘れ
  • 電車の遅延
  • 病気

オンライン授業中で学生がノートを取っていて下を向いている時に教授が『居眠りをしていた』とし欠席扱いし、学生、保護者の間でトラブルになることもありました。

その他の面では、　京急、JR鶴見からもアクセスが良い大学で通いやすい所がポイントです。
遠方の学生の為の、付属の女子寮もあります。入寮費5万円、年額50万以下（電気代、食費除く）です。

いかがでしたでしょうか。
大東亜帝国以上、日東駒専以下として位置づけられている鶴見大学は横浜唯一の附属病院のある歯科部のある大学です。
学生の落差はまだまだ激しいですが、奨学金制度の効果でどこまで国家試験合現役合格者が出るのか、見て行きたいと思います。

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