九州女子大学はウクライナからの学生も積極的にうけいれてるのでしょうか


九州女子大学は、ロシア・ウクライナ紛争が始まってからは、ウクライナの大学からの学生を特待生制度で受け入れています。北九州市の西側の学園都市、折尾に1962年(昭和37年)に開学。キャンパスを構え60年以上の歴史がある大学です。

折尾は、3つの四年制大学、2つの短大、専門学校1つ、8つの中高学校、9つの小学校、幼稚園、朝鮮学校が1つがある学園都市。その中で、九州女子大学と同じ学校法人の学校、幼稚園は7つあります。学園都市の中に系列校を7つかかえる女子大は、令和5年に学部構成が改組されました。

九州女子大学の学部構成

九州女子大学の学部構成は、令和5年(2023年)から学部構成は以下の通りになっています。
1年次の前期は一般教養で、1年後期からコースわけが行われます。

家政学部

生活デザイン学科

  • 家庭科教育コース
  • インテリアデザインコース
  • ライフデザインコース

栄養学科
スポーツ栄養プログラムコース

人間科学部

  • 児童教育コース
  • 幼児教育コース・保育コース

心理・文化学科

  • 心理学コース
  • 国語・書道教育コース
  • 文化文芸コース

人間科学部は、コース名で何を学ぶのか具体的に判りやすい面もあります。

家政学部の栄養学科も管理栄養士を目指すコースです。管理栄養士では毎年合格率が9割となっています。では他のコースは何を目指すのでしょうか。

他専攻の勉強を2年次から勉強できる

九州女子大学では、2年次から資格所得の為に他専攻の講義を受けることが可能です。
例えば家庭科教育コースは教員採用試験合格が目標ですが、2年次からは他のコースをとって勉強できます。

インテリアデザインコースは、インテリアプランナー合格が目標です。
工学部出身の建築士とは違い、将来顧客のライフスタイルに合わせたリフォームやインテリアコーディネートを提案する職種に就くことが目標です。住宅業者と連携した授業を行います。

ライフデザインは経済学と連携し衣食住をクリエイトする専攻です。
地域のマーケティング、地域活性化に興味のある方にお勧めの専攻となります。

公務員対策講座が卒業単位に『K-CIP』

九州女子大学では、幅広い知識を身に着け、就職につながる資格を所得する目的で、情報、司書、食生活の3つの副専攻制度が設けられています。

独自の公務員対策『K-CIP』を導入し、対策講座も卒業単位に含まれる九州女子大学の公務員対策は、
SPI対策だけでなく、面接対策をする学生にも評判です。

九州女子大学の入試概要

九州女子大学の入試概要は以下の通りです。
オープンキャンパスは、例年6~10月まで月1回行われています。

過去問はこちらもしくは、九州女子大学の受験サイトからダウンロードできます。

過去のデータから、ほぼ全入です。
楽して専願合格したい方は総合選抜を狙いましょう。

  • 総合型選抜(Ⅰ~Ⅳ課題・プレゼンテーション)
  • 一般推薦選抜Ⅰ、Ⅱ
  • 技能特待生(書道、剣道、実技)
  • 一般選抜(A,B,C,各種特待生選抜含む)
  • 共通テスト(Ⅰ~Ⅲ、Ⅲのみ英語、数学得点重点方式)
  • 外国人、編入選抜

一般選抜は、学部学科により科目選択が異なります。

  • 生活デザイン学科:A,B日程:国語、英語どちらか必須、数学、生物、日本史選択:C日程は小論文
  • 栄養学科:A,B日程:国語、英語、数学、生物から2科目。:C日程は小論文

人間科学部

  • A日程:国語、英語、数学、生物,日本史から2科目
  • B日程:国語、英語、数学、生物から2科目
  • C日程:小論文

受験会場は折尾キャンパスの他に、TKP熊本カンファレンスセンター(一般推薦Ⅰ)、那覇向学院別館、TKAガーデンシティプレミアム天神スカイホールがあります。

入試概要がよく判らない?何がどうなるの?

九州女子大学の入試概要は、身内、資格所得者優遇なのか、入試概要が複雑すぎます。
初見では『よくわからない』と言われて当然です。私なりに書き換えてみました。

  • 一般推薦→公募推薦
  • 指定校推薦→指定校推薦
  • 技能特待生推薦→特技活かして推薦貰う学生
  • 同窓生女子推薦→親もしくは親族が九州女子大出身
  • 特別指定校推薦→付属高校からそのまま上がってくる学生

ウクライナの学生を特待生で迎える選抜制度も

この他にも九州女子大学は、成績上位者だけでなく、特待生・入学金免除も細分化しています。

  • 沖縄県の高校出身者(入学金免除)
  • 災害救助法適法地出身者(入学検定料、入学金免除)
  • K-CIP特待生選抜
  • ウクライナ大学生選抜(ウクライナ大学2年次までの学生)

偏差値上ではFランといわれる九州女子大ですが、SSランは見捨てる社会から救われない人たちに手を差し伸べるのが、九州女子大なのです。

では九州女子大学のメリット、デメリットは何でしょうか。

学生の質にムラがある?本人の努力次第?

九州女子大学でやる気を出して勉強をしているのは、九州大など国公立と併願していた教員希望者、公務員希望者です。
その他はスポーツ推薦で楽をして大学に入ろうとしている学生、内部推薦の学生が多いので、偏差値の低いFランであることが拒ません。

授業では判りやすい先生もいればそうでない先生もいます。
生徒個人の対応でも、優しい方もいれば、生徒により差別する先生もいて、この辺りはFランと言わざるを得ません。

採用試験の内訳をみても小学校、付属幼稚園の就職への後押しは多いものの、中高の教師は家庭科なので、各学年につき1~2人採用されればいい方という狭き門です。

その為、公務員対策を受講する生徒が多いのもうなずけます。

いかがでしょうか。
専願、併願どちらにもお勧めの九州女子大学。
地域の高校への出前授業も行っていますので、お問い合わせもされてみてはいかがでしょうか。

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