新潟リハビリテーション大学の新規入学者数40名未満?大学存亡が危ぶまれる…
新潟リハビリテーション大学は、’10年に開学した大学ですが母体は
’94年に開校した同名の専門学校を大学に改組したものです。
心理学専攻を増設した’16年から2年間のみメンタリストのDaiGoを特任教授に招聘していました。
令和の現在は新規入学者は、40名未満となり、内訳に社会人、留学生も居ます。どうなっているのでしょうか。
新潟リハビリテーション大学の学部構成
新潟リハビリテーション大学の学部構成は以下の通りです。
大学と大学院、社会人向けの東京サテライトキャンパスの三部構成になっています。
医療学部・リハビリテーション学科
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- 理学療法学専攻(理学療法士)
- 作業療法学専攻(作業療法士)
- リハビリテーション心理学専攻(認定心理士)
大学院・リハビリテーション研究科(修士課程)
リハビリテーション医療学専攻
- 摂食・嚥下障害コース
- 高次脳機能障害コース
- 運動機能科学コース
- 心の健康科学コース
- 心の健康科学コース
大学院で摂食・嚥下を専門的に学べるのは貴重です。
高次脳機能障害と運動機能科学コースは、社会人対象にwebで学べる東京サテライトキャンパスがあります。
介護の現場の人手不足が叫ばれるのに対し、理学療法の単科大学が減少する中、
是非学びたい所です。
新潟リハビリテーション大学の入試概要
新潟リハビリテーション大学の主な入試概要は以下の通りとなっています。
- 総合選抜Ⅰ期(プレゼミナール型):(理学療法:8名、作業療法:5名、心理:4名)
- 学校推薦型選抜(理学療法:20名、作業療法:10名、心理:7名)
- 一般選抜(理学療法:10名、作業療法:3名、心理:2名)
- 社会人、編入学、総合選抜Ⅱ期(各専攻若干名)
学校推薦は小論文、書類審査、面接で、一般選抜は、コミュニケーション英語と現国です。
一般選抜は共通テストとの併願が可能で、共通テストの得点率は6割弱になっています。
各学部少人数募集なので、一般選抜は併願する学生が多いようです。
総合選抜はプレゼミ動画を視聴して参加すること
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新潟リハビリテーション大学では、毎年夏休み(8月)に、総合選抜受験者向けにプレゼミが開催されます。
参加申し込み期間内にプレゼミを申し込み、大学側が指定する期日にプレゼミ動画を視聴します。
入試担当に、受講レポと、自己アピール資料を作成し、出願までに提出します。
プレゼミの書式、フォーマットはPDFもしくはWordで、大学側のHPよりダウンロードできます。
では新潟リハビリテーション大学のデメリットは何でしょうか。
新潟から1時間半?最寄り駅から原付必須?校舎の落差は激しい?
新潟リハビリテーション大学のデメリットは立地の遠さ、不便さです。
JR羽越本線・村上駅を降りて、バスで15分かかります。駅周辺はローソンがあるぐらいです。
しかも電車は地方JRあるあるで、1時間に1~2本。終電22時頃。雪が降ると電車は運休です。
足止め喰らうのも大学発展につながらない1つの要因かもしれません。
専門学校時代はフランチャイズコンビニがありませんでした。民間の路線バスは1時間に1~2本あればいい方で、最終は18時です。
スクールバスもあることはありますが、1時間に2本、昼はなし。
午後は15時半から運転再開、最終は18時半とありえない時間で、土日は休みです。
国試、卒論、実習の時は原付必須です。
サークルは少なく、1次、2次が体育会系サークルを盛り上げている感もあります。
新校舎は出来立てなのでピカピカですが、村上海員学校(昭和62年閉校)の校舎を流用した旧校舎は建物によっては歩くだけで揺れる所もあります。
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土地の利便性が悪いからか、食堂もお昼で閉まってしまいます。
常勤の講師や国試対策の講師は判りやすく丁寧に教えてくれますが、
判りにくく、淡々と教えている外部講師が一部居ることは拒めません。
新潟リハビリテーション大学のまとめ
新潟リハビリテーション大学についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。
新潟リハビリテーション大学は、地域の介護、福祉に根差した人材を育成する為に作られた単科大学です。
就職先に新潟リハビリテーション病院が多いのも判ります。
理学、作業、心理の3つの専攻があるが主に理学、作業目当てで入学する学生が多く
医療福祉の滑り止めで一般選抜を受験する学生もいます。
希望する学生には、新潟県内の4大学と連携してチーム医療を学べる『連携総合ゼミ』も受講できます。
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歯科大の様に出席率がうるさく言われる大学ではない上、専科ごとに1学年20人弱の少人数。
聞き逃した、判らないことは友達に後から聞くことができます。
一度、オープンキャンパスを訪ねてみてはいかがでしょうか。