Fランク大学は役人や官僚、公務員の天下り先ですか?


明らかに採算も取れておらず、存在意義も薄いFランク大学。

存在意義が薄いどころか、社会にとって害悪となっていることもしばしばあります。

それにも関わらず、Fラン大学が存続し続ける理由の1つとして、役人や官僚や公務員がの働き場所を確保するためにFラン大学を天下り先として残しているという説があります。

参考:Fランク大学の社会的役割まとめ。Fラン大の存在によって恩恵を受ける人々とは?
参考:Fラン大学がこんなにも存在する理由③ Fランビジネスの横行

これはどの程度本当なのでしょうか。

●Fラン大学は役人の天下り先なのかを具体的数値を元に確認してみた

一定役職以上の官僚OBの再就職の状況は、内閣府のホームページに公表されています。

それによれば、ある年度では1年間に1,569名の役人が再就職をしており、そのうち96名が学校法人に就職しているとのことです。

全国に約500校のFラン大学がありますので、そのうち仮に96校(19%)のFラン大学に毎年1人ずつ官僚が天下りしていると考えると、いかにその割合が多いかが分かります。

また、1,569名の再就職者のうち、文部科学省出身者は81人で、そのうち28人が学校法人に再就職していることも記載してあります。

約3割もの文部科学省OBが大学に再就職している以上「大学が文部科学省の官僚の天下り先になっている」というのはある程度事実と言えます。

●天下り受け入れ次第ランキングの上位に多数のFランがランクイン

またMy News Japanに掲載されている「天下り受け入れ私大ランキング」によると、ランキング上位には関東学院大学、東海大学、聖徳大学など、そうそうたる顔ぶれが揃っていることが分かります。

これでは、客観的には毎年たくさんの役人がFランを天下りの場として利用していると言わざるを得ません。

●コラムニスト 勝谷誠彦氏も言及「Fランはおかしい」

テレビ「そこまで言って委員会」などでも有名な作家・コラムニストの勝谷誠彦氏もこの問題に言及したことがあります。

「どうして「Fラン」なんて呼ばれるアホな大学がたくさんあるのか。それは結局、文科省の天下り先を作るため。あとは、なんとか編集部員みたいな肩書を持っている新聞社のお偉いさんも、よくそういう大学で教授なんかになっているわけだ。結局、Fラン大学は文科省とだけじゃなくてマスコミの利権でもあるから、実情もまったく報じられないし、改善もされない。明らかにおかしいよ。(livedoor NEWSより抜粋)」

Fラン大学は役人の天下り先であるだけでなく、マスコミ関係者にとっても定年後の就職先となっているようです。

これでは、報道などで大きく取り上げられにくいので、この問題が改善されるのは難しいかもしれません。

●役人の天下りのために使われる税金:

また、平成29年度の予算案を見てみると、私立大学の助成費として、3,153億円の予算が割り当てられていますが、そのうち約8割に当たる2,500億円がFラン大学に対する助成費と言われています。

当サイトでは一貫してFランへの助成金をすべて停止して、それらのお金を旧帝國大学などの一流大学の学費無償化に充てるべきだと主張しています。

役人の天下りという利権のために歪んだ存在であるFランク大学を存在させるのは間違っています

 

Fランは「総合学校」に格下げし、しっかりと勉強をする学生がいる大学に、必要なお金を回す仕組みを作って欲しいものです。

参考:Fランは「総合学校」に格下げすべき

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