社名ロンダリングって何?新卒・第二新卒必見!社名に騙されないチェックポイント教えます

社名ロンダリングをご存じでしょうか。業績が悪化した会社、不祥事が発覚した会社が社名を頻繁に変えたり、本社所在地を何度も変えることをいいます。


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今はそうでなくても、過去に余罪がある会社は、近い将来、経営が傾く危険性があるということです。

今回は社名ロンダリングをしている会社の特徴6つと、社名に騙されない、見抜くコツ。企業倒産ランキング万年1位、株価だだ下がり状態の会社の実例から学ぶ、社名ロンダリングを紹介します。

社名ロンダリングする会社の特徴6つ

社名ロンダリングする会社には以下6つ特徴があります。

  • 会社の純損益が万年巨額の赤字である
  • 社名がコロコロ変わる(過去に変わった余罪がある)
  • 社名が変わる度に、上層部、経営陣など人事が変わる
  • 酷い場合だと、事業内容も社名が変わったと同時に変わる
  • 建設会社、通信事業、派遣会社、コンサル、ベンチャー企業に多い
  • 本社所在地がコロコロ変わる(過去に変わった形跡がある)

就活の際、自分の待遇が良くなることだけ重視して『社歴』に目を通していない新卒、第二新卒の方が多いと思います。しかし社歴で読み取れるのは『会社が当たり前かつ健全な経営をしているかどうか』です。


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社歴で判断できるほど、危ない経歴なら、内定時の待遇が良くても入社を決めるべきではありません。10年後に潰れているか、仮に転職したとしても転職先に『そんな会社にいたのか』とみられるからです。

AI関連会社で、’02年上場のクオンタムソリューションは、見ようによっては『社名ロンダリング』と言えます。最初の社名はザイオンでした。

その後、セブンシーズ・テックワークス、ファステップス、ビットワン・グループところころ変わり、現在の社名になったのは’21年8月。本社所在地もその度に変わり、事業内容も社名が変わる度に、細かく変わっています。

テクノロジーが必要とされている現在だからこそ、この会社は生き残れますが、もし、そうでなければどうなるのでしょうか。

創建エースにみる、社名ロンダリングの末路

社名と会社本拠地さえ変えれば何とかなるという考えを捨てるべきだという典型的な例が創建エースです。旧・高杉建設時代からの悪習慣を引きずった社名ロンダリングの法則は以下の通りです。

  • 会社の純損益が万年巨額の赤字である
  • 社名がコロコロ変わる(過去に変わった余罪がある)
  • 本社所在地がコロコロ変わる(変わった余罪がある)
  • 赤字を何とかしようと身の丈に合わない巨額のプロジェクトに手を染めた
  • 建設会社、通信事業、派遣会社、コンサル、ベンチャー企業に多い

本拠地移転は、旧・高杉建設時代を含めると15回以上、社名ロンダリングは6回。

高杉建設から、’97年の上場直前に社名を『キーイングホーム』変更、’04年10月に『千年の杜』に。’08年4月には『東邦グローバルアソシエイツ』、’10年8月に『クレアホームホールディングス』、’21年4月には『中小企業ホールディンス』、現在の社名になったのは、’23年からです。

巨額の投資で失敗したのは、’14年ソチ冬季五輪に向けてロシアに人工島を作ろうとした案件です。香港の投資ファンドと組み、成功すれば株価が50倍になるバクチ同然の案件でした。

しかしこの案件に失敗し、現在の社長が亡くなれば倒産という憂き目にあっています。


@ShiningBlue_SKY/x.com

いかがでしたでしょうか。
会社の企業募集欄は、良い事しか書いていないこともあります。こうした社歴で企業の危なさを見抜くこともできますので、自分の身は自分で守りましょう。

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