くらしき作陽大学のモスクワコースって何?食文化学部が訴訟起こされていた?
くらしき作陽大学は、岡山県倉敷市玉島にある大学で、’66年に開学当初から設置された
音楽学科が有名です。
長年、作陽音楽大学として運営され、関西以西の音大では有名でしたが、
’96年倉敷に移転してからは、くらしき作陽大学と名前を変え、管理栄養士育成に力を入れる食文化学部も設置しました。
モスクワ音楽院と提携し、東京藝大からの特待生を招くなど音楽面では力をいれていますが、
その一方で食文化学部では訴訟沙汰も起こっているようです。
くらしき作陽大学の学部構成
くらしき作陽大学の学部構成は以下の通りになっています。
音楽学部・音楽学科
一昔前の音大卒=一握りの天才しか才能を活かせないというイメージでした。
くらしき作陽大学では、コース別にキャリアを形成していきます。
- モスクワ音楽院指導者コース(大学教授、演奏家)
- 演奏芸術家コース(公務員音楽隊、音楽関連企業勤務)
- 教育文化コース(教員、一般企業、公務員)
演奏芸術家コースでは、ピアノ、声楽、管楽器・打楽器、弦楽器、作曲・指揮、筝曲、音楽総合に振り分けられます。
食文化学部
管理栄養士や栄養士の資格だけでは、就職先が病院、給食委託業者、高齢者施設、保健所と偏りがちです。
パティシエや、店舗経営に必要な製菓衛生師の資格を追加することで、卒業後は自分のお店を持ちたいという
学生の夢もサポートします。
- 栄養学科
- 現代食文化学科
現代食文化学科では、食べることは生きることを通じて、商品開発も行います。
子ども教育学部・子ども教育学科
- 小学校・特別支援学校コース
- 保育園・幼稚園コース
東京藝大生が特待生?モスクワ音楽院 特別演奏コース
くらしき作陽大学で有名なのが、音楽学部のモスクワ音楽院特別演奏コースです。
ピアニストの牛田智大さんが在籍されていたことでも知られています。
特待生になるには、東京藝大生クラスの方でないといけないと言われています。
日本に居ながら本格的なモスクワ音楽院のロシア人の先生のレッスンが受けられる上、
モスクワ音楽院留学のチャンスがあるというので話題になりました。
演奏コースのレッスンは週1回ですが、モスクワコースは週2回です。
1~2年の間は、レッスン時に通訳がつきますが、3年生からはロシア語で
レッスンを受ける語学力を要されます。
4年生終了時には、モスクワ音楽院に留学できます。
新型コロナと長引くロシアのウクライナ侵攻の影響で、卒業生は日本に残られているそうですね。
くらしき作陽大学の入試概要
検定料の支払い方法について及び、出願書類のダウンロードはこちらからです。web出願はこちらから。選抜のカッコ内は募集人数(年度平均目安)です。
過去問はこちらからです。
- 総合型選抜(食文化各:20、音楽:12 子ども:4:保育:40)
- 学校推薦型選抜(Ⅰ期:食文化栄養33:現代栄養:3、音楽:24 、子ども:6、保育:35)
- 一般選抜(Ⅰ期:食文化各12、音楽:15、子ども:10、保育:22、Ⅱ期:食文化各3、音楽:3、子ども:2、保育:4)
- 共通テスト(Ⅰ期:食文化栄養10、現代栄養5、子ども:4、保育:10、Ⅱ期食文化各3,子ども:2、保育:4)
総合型選抜は、音楽学科以外は、小論文か口頭試験になります。
どちらも8月までのオープンキャンパス、オープンセミナーの参加が必須です。
オープンセミナーは、食文化学部・子ども教育学部が60分模擬授業を開講するものです。
オープンセミナーでは、学費、遠方の方は住むアパートのことも聞けますし、
エントリーシートを提出のことも聞けます。最寄駅は新倉敷駅で、徒歩10~15分の登り坂だそうです。
音楽学科の総合選抜は、音楽講習会に参加し、主科レッスン、講義の受講およびエントリーシートの提出します。
申込受付はセミナー開催2日前までです。
くらしき作陽大教授が訴訟を起こされていた?!
くらしき作陽大は岡山の音大として知られていますが、地元では評判は
芳しくないようです。経営者を変えろという声も挙げられています。
岡山の音大で有名な作陽大学は、作陽高校も含め裁判沙汰が絶えないと評判が悪い作陽学園。何十年も前から、生徒や教員を大事にしない経営者は、学校経営の資格はない!反省せず改善もせず同じあやまちの繰り返し!経営者変えて改革せよ!より良い学校経営を願っています!#学校#吹奏楽#音大#作陽
— 鬼退治 (@onibuster) October 23, 2020
@twitter.com/onibuster
くらしき作陽大と言えば、’19年に食文化学科の学生がゼミの男性教授から
アカハラを受け留年、就職内定を取り消されたとして、
1000万円以上の損害賠償を要求する訴訟を起こしたことでも知られています。
訴状によると、元学生は平成26年(2014年)4月、食文化学部に入学。
’29年から男性教授のゼミに参加したそうです。
くらしき作陽大学・栄養学科の管理栄養士合格率は、ほぼ100%。
食文化学部の学生=管理栄養士を目指すというイメージが強いのですが、
元学生は就職活動を始めたため、教授から冷たい対応をとられたそうです。
その後、元学生は、必修科目の試験にことごとく落ち留年。
担当教員、教授からなんの説明もないまま留年。
大手外食チェーンに内定していたものの、内定も取り消し、うつ病になったそうです。
大学側は『わざと留年させた事実はないので損害賠償請求は認められない』と反論しています。
1人だけ違うことをすると、大学の威信にかけてことごとく潰すというのは、
Fランだと揶揄される所以かもしれません。
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