初任給アップは良い悪い?!入社2年目以降は社員全員が損する会社のカラクリ5つ

令和に入ってから、新卒の初任給を大幅にアップする企業が目立ちます。名前の知られた有名企業では初任給30万も夢ではありません。『ユニクロ』『GU』を展開する『ファーストリティテング』は初任給を33万に設定しています。


@rehack17/x.com

しかし新卒の初任給アップには、カラクリがあるのです。

新卒初任給の陰で削られるもの

新卒初任給があがると、社の先輩の給料も同じ、もしくはそれ以上にあがるのでしょうか。違います。もし基本給があがるのであれば、バブル期経済と同じです。先輩の基本給が同様にあがるなら、現場から文句は出てこないのです。


@fn010004hide/x.com

会社の人件費の総額は決まっています。会社の方針に従い、新卒の基本給をアップさせている会社では、社内で以下の操作が判らないようにされています。


@lx6hp/x.com

  • 昇給率の減額
  • 昇給・昇格する人数を作為的に減らす
  • ベア(全社員一律賃上げ)でなく成果報酬方式
  • 年収に対する賞与比率を減らす
  • 賞与額が、会社の業績に左右される

入学したはいいが、国家試験を受けさせて貰えない、Fラン歯学部のからくりと同じです。

入社1年目の初任給はいいが、2年目からは既存社員になり、昇給率を削られる立場にされてしまうので、会社次第では、新卒が大量に辞めることもあります。

この様な会社を見抜くには、どうすればいいでしょうか。

入社2年目以降も損をしない会社を見抜くコツ

会社は1年で辞めると貴方の経歴に傷がつきます。『転職を繰り返した』と見られ、信用度が落ち、転職すると第二、第三新卒扱いとなります。前職で実績を残さない限り、初任給はあがらないのです。

入社2年目も損をしない会社を見抜くには、会社募集要項で、以下の事柄をチェックしましょう。

  • 初任給(基本給)よりも年2回の賞与に重点を置く
  • 賞与額は会社の業績に左右されない
  • 成果報酬方式ではない
  • 昇進、昇給が会社の方針に左右されにくい

会社の業績で賞与の額が大幅に変わる、成果報酬主義で手当ての額が変わるなど、基本給+αの部分で大幅に差がでるのであれば、入社2年目で、社員の間に大きな差がでるはずです。


@sentsen/x.com

新卒と就職氷河期のベテランの給料が全く変わらないというのは、会社の構造としていびつです。仕事を教える側としても、全くモチベーションがあがらず、下手をすると入社1年目でやめていく社員もいるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。
初任給が大幅アップしている会社は、一見いい事に思えますが、実はその裏にはからくりがあり、既存の社員にとって、よく思われていない、犠牲を伴うことを覚えておきましょう。

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