ツブれるFランの見分け方・受験前に要チェック

Pocket

Fランと言えども入学して2年で潰れましたでは泣くに泣けません。少子化と新型コロナにより大学運営が切羽詰まっているのは事実です。

今回は『ここをチェックすれば潰れそうな大学を見抜けるポイント』を紹介します。

見るのは大学の貸借対照表

まず見るのは大学の貸借対照表です。大学のHPの『情報公開』の項目から見れます。保険の約款の様な小さい文字で毎年度の貸借対照表がPDFファイルで明記されています。

財務情報公開すら公に出来ない大学であれば絶対選ぶべきではありません。

Fラン生の所得出来る資格の1つが日商簿記なのですから、これぐらい読み解けないと逆にブラック企業すら務まらないという最初の関門です。

貸借対照表でみるべきポイントは流動資産

大学の財務に直結していない資産(固定資産)も長々と書かれていますので、この辺りは飛ばし読みします。

こちらは’20年に学生募集を停止した音大・上野学園大学の貸借対照表です。ピアニスト辻井伸行さんを輩出した名門大学として知られていました。

資産の部で見るべきなのは以下の2項目です

  • 特定資産(いざという時の切り崩し)
  • 現金預金(実質動かせるお金)

こちらの貸借対照表によりますと、特定資産2億弱、現金預金5670万しかありません。大学の実質上の余剰資金が豪邸一軒分とはどういうことでしょうか。

©uenogakuen.ac.jp
お金持ちの生徒が集まり、なおかつ有名人ばかり輩出する音大なのに何故閉校、と思いますね。’16年以降はバッハの楽譜や施設の土地、ピアノの売却など資産整理をしていた節がありました。

閉校間際の’19年は充足率が半分の50%だったのですから相当内情は苦しかったはずです。

学費、寄付金では運営できない大学の舞台裏

活動区分資金収支計算書は毎年どのくらい資金が増加・流出しているかを見るものです。バランスシートでは読み解けない会社の危なさがこの表で読み解けます。

©uenogakuen.ac.jp

活動区分資金収支計算書には、生徒が納入した学費である『学生生徒納入金』の他、各種寄付金、補助金が大学側の収入にあてはまります。
その一方で人件費や施設維持費が支出となります。

この収入から支出を引いたものが『教育活動資金収支差額』になりますが、これが1億8400万以上の赤字なのです。
施設の維持にお金がかかると施設設備活動資金にも赤字が出ます。

かろうじて黒字なのに赤字が出ているからくり

活動区分資金計算書の『支払金額の増減額』でかろうじて黒字になっているのは借入金をしているからです。

©uenogakuen.ac.jp

借金をして穴埋めする状況がこれからも続けば大学の運営に響くので、生徒の募集を停止するという判断に至ったのです。背に腹は代えられません。

他にもある?潰れない大学の見分け方

財務状況の他にも潰れない大学の見分け方があるとすれば、学内で不祥事が起きていないかどうかです。

上野学園大学は名門大学であったにも関わらず、前理事長の身内で固めた不透明な業務委託により’16年から第三者による監査委員会が設けられてきました。

希望する大学がSSランだろうと、大東亜帝国だろうと名前も知られていないFランだろうと、大学内で不祥事が起きていない事と財務状況は受験前にチェックしておきたいポイントの1つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●受験生にオススメのページ&サイト

大学のパンフ請求で「1000円」もらおう!
プログラミングを学んで月収50万円を目指そう。
通学不要のサイバー大学って実際どうなの?
月額250円で、音楽・映画・本が○○放題♪

●こんな記事も読まれています

章の記事一覧へ

目次(トップページ)へ