武蔵野音大ってFランなのに演奏家じゃないと入れないの?


武蔵野音楽大学は偏差値上ではFランです。偏差値上Fランでも誰でも入れるFランじゃありません。楽器が演奏出来て外国語話せないと門前払いされる大学です。

武蔵野音大はキャンパス内に日本初のコンサートホールがあり、昭和末期のFラン親世代からの評価は高いです。その一方で令和の現代では各音大の併願校になってるのは何故でしょうか。

武蔵野音大は日本初の音楽大学

武蔵野音大は、練馬区江古田にキャンパスと本格的なコンサートホールを持つ音楽大学で、昭和4年(1929年)に日本初の音楽大学として開学しました。

武蔵野音大は音楽学部の単一学部ですが、’17年に開学70周年プロジェクトの一環として江古田キャンパスの改築と共に学科再編を行いました。

学科編成後の武蔵野音大の音楽学部編成は以下の通りになります。

    • 演奏学科:
    • 器楽専攻(ピアノ、オルガン、弦楽器、管楽器、打楽器)
    • 声楽専攻
    • ヴィルトウオーソ専攻
    • 音楽総合学科:
    • 作曲専攻
    • 音楽学専攻
    • 音楽教育学専攻
    • アートマネジメント専攻

6台のパイプオルガンを所有するオルガンコースも

武蔵野音大は他の音大の様に、音楽学やソルフェージュはありませんが、音楽家を世に送り出すディレクターやプロデューサーを輩出する為のアートマネジメントコースやプロの演奏家を育てる為のヴィルトウォーソ専攻があります。

オルガン専攻では、国内最大級の6台のパイプオルガンを所有する事で、コンクールに出省する為の腕を磨く事ができます。

武蔵野音大の受験はどうなっているのでしょうか、在校生の本音はどのようなものでしょうか。

総合選抜はヴィルトウォーソのみ?一般入試も険しい現実

武蔵野音大は偏差値上ではFランですが実際は『東京芸大や東京音大と併願するお嬢様が受験する大学』です。

その証拠に総合選抜はプロ演奏家を養成するヴィルトウォーソ専攻のみ受け付けています。

推薦入試は埼玉県入間市にある入間キャンパスの付属高校の生徒が大半を占めます。

望みをかけるのは一般入試ですが、これも希望学部の楽器が演奏できる事、小論文、外国語が必須となります。名前だけ書けば通るFランとは次元が違うのです。

音楽のサークルが少ない?練習室は争奪戦?

武蔵野音大が’17年に大改修したにも関わらず在校生からあまり評価をうけないのは、在校生にあまりメリットがない校舎のつくりにあります。

武蔵野音大は江古田キャンパスを大改修し3つのコンサートホールとコミュニティホール、練習室を作ったのですが、新型コロナではコンサートは軒並み中止。

生徒たちは練習したくても練習室は争奪戦になるのだそうです。しかも練習室が使える時間は限られていて、時間外は鍵がかかっていると言います。

他の音大ではゼミがありますが教授が少ないからかゼミがなく、所得したい科目はオーディションでしか取れないというものもあります。

アンサンブルは見てくれる先生が足りないのが現状で、金管5重奏、木管それぞれ2団体しかなく所属出来ない学生は編成を組む機会がないのです。

音楽大学なのに吹奏楽部やジャズサークルがあれば別の話ですが、音楽以外のサークルが多いので、そうした学生のフォローがされていないのも疑問に感じました。

いかがでしたでしょうか。
もしもプロの音楽家を目指したければ武蔵野音大に行くのも1つの方法ですが、聴音や声楽を学びたいのであれば国立や東京音大をお勧めいたします。

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