Fラン大生はソルジャー枠でしか大企業に入れない?


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前のページではFラン大生が入れる大企業には入るべきではないということをお話ししました。

ここでは、大企業に関わらず、Fランが入れる企業の営業職(ソルジャー)に着目します。その現実を知ることで、就活の際の観点を1個増やして欲しいです。


参考:就活の前にFラン大生こそ視野を広げろ 他の誰も積んでいない経験で差別化する

 ●典型的なFランから大企業営業になった人の事例

ソルジャーとは正式なネーミングではなく、使い捨てのコマ扱いを受ける営業職、という意味を持ちます。

どんなに大きな企業であっても、実際にものやサービスを売るのは営業という仕事であり、夏の暑い日も冬の寒い日も靴の裏をすり減らしながら訪問先を回らなければならない営業職は、とても大きな労力がかかります。

そのため、たとえ大企業であっても営業職に回された場合は過酷な業務をこなしていかなければならず、場合によっては契約が取れるまで帰ることができないという職場もあるそうです。

優良企業であれば、色々研修を経てから営業に配属されたり、しばらくは先輩について回ることも多いのですが、Fラン大生を使い捨てソルジャー要因として採用する様な企業の場合、財務的なアセットをそこに割くこともせず、1週間の研修後にいきなり営業をさせられてしまうことも多いと言います(特に食品会社やIT系に多いようです)。

そんな営業職ですから、人によっては就職してすぐの段階でも音を上げてしまうこともあり、1年も立たずして新入社員がやめてしまうということもありえます。

そのため、企業側もそういった状況を見越して、事前にある程度多くの人数を採用しています。

また、学歴や教養の高いしっかりとした人材は、将来の幹部候補言うこともありゆっくりと社内教育を受けさせますが、Fラン大学生ははじめからソルジャー要因として採用しているため、容赦なく過酷な業務を強いられることになります。

結果として、大企業に就職できたFラン大生も、思い描いたような順風満帆な生活を送ることはできないのです。

●楽な営業はルート営業、なるべくルート営業になれ

辛いソルジャー要因になるのを避けるために、楽なソルジャー要因になる方法をお伝えします。

それは、所謂法人ルート営業になることです。以下の図を見てください。営業を4つに分類したものです。

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ルート営業とは、既に関係のあるお客さんのところを何度も訪問して、継続して商品やサービスを買ってもらったりするのが目的の営業です。

毎回毎回1から新規のお客さんにモノを買ってもらうよりよほど楽な仕事です(そのかわり、新規開拓系の営業の人は凄い営業力を身につけられる場合もあります。例:リクルート)

従って、楽したければ、ルート営業の仕事を選びましょう。

●大企業で使い捨てられたFラン大生の末路

大企業の営業をやめてしまったFラン卒の人間は、地方における零細企業や娯楽施設、介護施設に就職するか、フリーターになるのが典型的な例のようです。

Fラン大学生を採用する職場ですから、そこで求められる仕事は当然頭を使うことのない肉体労働か、教養の全く必要のない仕事ばかりです(バカにしたい訳ではありませんが、超一流大企業との比較で話しています)。

そこでうまく立ち回れる人は将来的に成功を収めることも考えられますが、基本的に大企業の幹部候補としてしっかり働いている人とは成長の速度も違い、ただただどんどん差を付けられるのが関の山です。

そもそもFラン大学生の多くは忍耐力がなく、辛いことにも耐えるということをしてきたことがほとんどありません。だからこそ、学生の本分である勉強というものから今日の今まで逃げ続けたというわけです。

勉強を好んでする学生さんはなかなかいません。みな、嫌いな勉強であっても、その時にやるべきことを見極めて辛いことでも逃げずに立ち向かっていくわけです。

学生にとって勉強とは、辛いことでもやるべきことをやり続けることができるのかという一つの指標として考えることができます。Fラン大学生というだけで、つらい仕事からすぐに逃げ出す可能性があるということを、世間様に語っているようなものなのです。

ですから、介護職についた場合であっても長く続くことはありません。少子高齢化が進む現代において、介護職というのは慢性的に人不足であり、いつでも新しい人材を募集しています。

そのためFラン大学生であっても若くて元気のある人材をよろこんで採用してくれるのです。そうであるのに、辛いことからすぐに逃げ出すFラン大学生は、介護の仕事も長く続けることができません。したがってまたしても1年もたたないうちに退職してしまうケースが頻発しています。

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